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□鬼畜の元看護婦、二審も死刑「人間性まひ著しい」 [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006051634.html
鬼畜の元看護師の女、二審も死刑「人間性まひ著しい」
福岡県久留米市の看護師仲間４人が夫ら２人を保険金目当てに殺害した事件で、殺人などの罪に問われた元看護師の女の被告（４６）の控訴審判決で、福岡高裁は１６日、一審福岡地裁の死刑判決を支持、被告の控訴を棄却した。
判決理由で浜崎裕裁判長は、２００４年９月の一審判決と同様に「被告は各犯行の首謀者で、果たした役割は共犯者に比べ格段に大きい」と指摘。「金銭欲のため人命を奪うことをはばからない動機は悪質、冷酷で、人間性のまひは著しい」と被告を非難した。
被告は控訴審で「共犯者との間に絶対的な支配関係はなかった」と無期懲役への減刑を求めたが、浜崎裁判長は「巧みなうそで共犯者を操ったことは明らかで、死刑をもって臨むほかない」と退けた。
弁護人は閉廷後「被告に上告を勧める」と話した。
共犯とされた元看護師の女の被告（４７）＝一審懲役１７年＝は１６日午後、元治験コーディネーターの女の被告（４６）＝一審無期懲役＝は１８日に、それぞれ控訴審判決がある。もう一人の元看護師の女の被告は一審公判中に病死した。
控訴審判決によると、被告は他の被告と共謀し、１９９８年１月、病死した元被告の夫＝当時（３９）＝の血管に空気を注射し殺害。９９年３月には４７歳の元看護師の被告の夫＝当時（４４）＝の体内に医療用チューブを使って大量の洋酒を流し込んで殺し、２人の死亡保険金計約６７００万円をだまし取った。２０００年５月には通帳などを奪うため元治験コーディネーターの被告の母を襲撃した。
ZAKZAK 2006/05/16
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