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この事件は、一応容疑者のDNAが物的証拠として被害者の爪、上着から見つかるなどした為、殺害犯として特定されたことになっている。反面、自白証言は曖昧なままで犯人のみ知り得る事実が余りに乏しい。
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中国新聞ニュース
小1女児殺害で殺意否認 広島地裁で初公判
▽「許し請う」とトレス被告
昨年十一月に広島市安芸区で小学一年木下あいりちゃん
=当時(7)=が下校途中に殺された事件で、殺人や死体遺
棄などの罪に問われたペルー人のホセ・マヌエル・トレス
・ヤギ被告(34)は十五日、広島地裁(岩倉広修裁判長)の
初公判で「ご両親に許しを請いたい」と謝罪した上で「殺
す意思を抱いたことはない」と殺意を否認した。
弁護側は殺人と強制わいせつ致死の罪について無罪を主
張した。女児を死亡させ死体を遺棄した事実関係について
は、事前の手続きで既に認めている。
検察側は冒頭陳述で、トレス被告が下校途中の女児に「
お名前は?」などと声を掛け、携帯電話の画面を見せて気
を引いたと指摘。わいせつ目的で女児を自室に入れた後「
殺意を持って首を数分間にわたって絞めた」と犯行状況を
詳述した。
弁護側も続いて冒頭陳述し「自己の行動を制御できなく
なっており、犯行時は心神喪失か心神耗弱の状態だった」
として責任能力を争う姿勢をみせた。また「女児を自室に
連れ込むような日本語の会話能力はない」として犯行場所
は屋外と主張した。
地裁、検察、弁護側の三者によるこれまでの公判前整理
手続きで、争点は(1)殺意の有無(2)犯行時の刑事責
任能力(3)わいせつ目的とされる動機(4)殺害場所(
5)殺害方法−の五点に絞られた。
起訴状によると、トレス被告は二○○四年四月、不正な
パスポートを使い日本に入国。昨年十一月二十二日午後、
広島市安芸区の自宅アパート前路上で女児に声を掛け、自
宅室内で女児の首を手で絞めて殺害。遺体を段ボール箱に
入れて近所の空き地に放置した。
トレス被告が「(犯行時は)悪魔が自分の中に入ってき
た」などと供述していたことから、弁護側は四月に精神鑑
定を地裁に請求した。
公判は十八日まで四日連続で開廷。証人尋問や被告人質
問など主要な証拠調べを終える予定で、地裁は精神鑑定を
するかどうかを判断する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜<引用ここまで>
この裁判では、素人に裁判員となる義務を課す「裁判員制度」テストケースとして、争点整理を済ませてしまっている。例え無罪でも帰国となれば命も狙われる被告について、本当に自白は信用できるのだろうか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
中国新聞・詳報
★http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN20060515010
01246_Detail.html
「検察側冒頭陳述要旨 広島市の小1女児殺害事件」
広島市の小1女児殺害事件で、15日の初公判での検察
側冒頭陳述の要旨は次の通り。
ホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告は2002年12月
ごろ、偽造の「フアン・カルロス・ピサロ・ヤギ」名義の
出生証明書などを使い、同人名義の旅券を入手。04年4
月に日本に不法入国した。姉の住む三重県鈴鹿市と兄の住
む広島県呉市や広島市で、自動車部品工場などで働いたが
、いずれも長続きせず職を転々とした。
被告は05年11月、広島市安芸区のアパートに転居。
犯行後、鈴鹿市に逃亡し、同月30日に逮捕される前日ま
で不法に在留した。
被告は11月22日昼ごろ、民家の石段に座り携帯電話
を見ながら操作していた。女児は給食を食べた後、1人で
徒歩で下校した。被告は午後零時50分ごろ、通りかかっ
た女児に「オーラ」と言って声をかけ、日本語で「あなた
、お名前は」などと話しかけ、携帯電話の画面を見せるな
どして女児の気を引き自室に連れ込んだ。
そのころまでに自己の性欲を満たすべく、わいせつな行
為をし首を絞めて殺害する決意をした。午後1時40分ご
ろまでの間、確定的な殺意を持って頸部(けいぶ)を数分
間にわたり手で強く絞め付けるなどして呼吸困難に陥れ、
窒息により殺害し、わいせつな行為をした。
被告は、同月5日ごろに購入したガスこんろの入ってい
た段ボール箱に女児の遺体を入れた。女児の両足を折り曲
げてひざを手で抱えるような体勢にし、横向きにして段ボ
ール箱に入れ、一緒に女児の靴1足もいれた。