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＜逮捕監禁致死＞引きこもり支援施設代表ら逮捕 愛知県警
引きこもりの若者を支援する施設「アイメンタルスクール」（名古屋市北区）で４月、入居していた東京都世田谷区の男性（当時２６歳）が死亡した事件で、愛知県警北署捜査本部は８日、逮捕監禁致死容疑で、同施設を運営する杉浦昌子容疑者（４９）＝同市東区東桜２＝と二男の幸隆容疑者（２４）＝同区泉１＝ら同施設スタッフや入居者計７人を逮捕した。捜査本部は男性が死亡した経緯を詳しく調べる。
逮捕されたのはほかに、スタッフが▽三重県松阪市嬉野一志町、杉島健太郎（２７）▽名古屋市天白区元八事４、栗林聡（２８）▽愛知県岡崎市竜美東１、吉田拓哉（２８）――の３容疑者。入居者は、名古屋市北区芳野３、アルバイト、高山英士容疑者（２６）と同区の男子高校生（１６）。
調べでは、杉浦容疑者ら７人は共謀のうえ、４月１４日午前５時ごろ、東京都世田谷区の男性宅で、男性の両手首や両足首を手錠などで拘束して乗用車に押し込み、車の床にうつぶせにさせて背中を押さえるなどの暴行を加え、名古屋市北区芳野３の同施設に入居させた。その後も男性の体を鎖で柱にくくりつけるなどの暴行を加え、同１８日朝まで不法に監禁し、外傷性ショックで死亡させた疑い。
これまでの調べでは、男性宅へは吉田容疑者以外の６人が出向いた。施設に連れて行こうとしたところ、男性が暴れたため、手錠などで拘束した。また、施設に連れて来られた後も暴れたり奇声を上げたりしたため、腰に鎖を巻き、鎖の片方を柱にくくりつけた。保護者は６人の行動を見ていなかったという。
杉浦容疑者は調べに、「暴れるので抑えるためにやった」などと供述しているが、逮捕容疑については否認。幸隆容疑者と高山容疑者も容疑を否認し、あとの４人は容疑を認めているという。
アイメンタルスクールは、引きこもりや不登校の若者の社会復帰を支援する会社で、９７年ごろから現在の施設で運営を始め、事件当時は１０〜４０代の男女６４人が入居。男性は家庭内暴力などの問題を抱え、施設１階の部屋で２９人の入居者と生活していた。【米川直己、鈴木顕】
（毎日新聞） - 5月8日19時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060508-00000048-mai-soci
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