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(回答先: 痴漢で逮捕・不起訴、男性の損害賠償請求を棄却|読売新聞 投稿者 white 日時 2006 年 4 月 10 日 13:04:44)
□どっちがホント痴漢裁判 刑事「やってない」民事「やった」|スポーツ報知
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1839708/detail?rd
どっちがホント痴漢裁判 刑事「やってない」民事「やった」
ＪＲ中央線の電車内で女性に痴漢をしたと言われ不当に逮捕、拘置されたとして、元会社員・沖田光男さん（６３）が国と都、被害を申告した女性に慰謝料など約１１００万円を求めた訴訟の判決で、東京地裁八王子支部の松丸伸一郎裁判長は１０日、「女性の証言は具体的で信用性が高く、原告が痴漢行為をしたと認定できる」として請求を棄却した。刑事事件としては不起訴処分（嫌疑不十分）も、民事訴訟で逆転の“有罪判決”を受けた沖田さんは「納得できない」と控訴する方針を示した。
「わたしは痴漢をしていない」−。冤罪（えんざい）を訴え続け、刑事事件では不起訴処分となった男性に、民事でまさかの逆転“有罪判決”が下された。
沖田さんは「痴漢えん罪被害者救済ネットワーク」の副代表を務めるなど、痴漢冤罪被害に立ち向かう中心的人物。これまでも、自ら立ち上げたホームページで「（女性の）携帯（使用）を注意しただけなのに『痴漢』だと調べもせずにいきなり逮捕」などと事件の概要を詳細に説明し、無実を主張し続けてきた。
だが、松丸裁判長は、この日の判決理由で「女性の証言は実際に行為を受けなければわからない内容で、信用性が高い」とする一方で「原告の供述は不自然、不合理で信用できない。身体を女性に押し付けており、都迷惑防止条例違反に該当することは明らかだ」と、沖田さんの“有罪”を認定。さらに「逮捕や拘置は適法である」とした。
事件は９９年９月２日午後１１時ごろ、発生。沖田さんはＪＲ中央線で帰宅途中、電車内で当時２０歳の女子大生に痴漢行為をしたとして都迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕された。その後、立川署に２１日間留置・拘置され、取り調べを受けたが、一貫して容疑を否認。同年１２月、嫌疑不十分で不起訴処分になっていた。
沖田さんは裁判で「三鷹駅付近で女子大生に携帯電話で話すのをやめるよう注意した。国立駅で下車したところ、この女子大生が腹いせに警察官に『痴漢です』と虚偽申告した」と主張。だが、松丸裁判長は「携帯電話の使用を注意されるようなことで虚構の痴漢被害を申告するとは、通常想定できない」との理由で退けた。
逆転判決を受けた沖田さんは同日午後、会見。「到底納得できない。いずれ真実は明らかになります」と判決への不満を訴え、控訴する方針だ。さらに「痴漢をしていないと胸を張って訴えることで、同様の被害を受け泣き寝入りした人たちの激励になると思う」と力を込め、「−救済ネットワーク」のメンバーらとともに、今後も痴漢冤罪の問題を社会に広く訴えかけていく決意を示した。
◆過去の痴漢をめぐる裁判 ▼０６年３月 電車内で女子高生を触ったとして、強制わいせつの罪に問われた会社員男性の控訴審判決で、東京高裁は「直接証拠はない上、第三者の犯行の可能性も排斥できず、犯人と認定するには合理的な疑いがある」として、懲役１年６月、執行猶予３年の１審東京地裁判決を破棄、無罪を言い渡す。
▼０４年７月 電車内で女子高生を触ったとして、神奈川県迷惑防止条例違反（痴漢行為）の罪に問われた元私立中教諭の控訴審判決で、東京高裁は「被害者の証言は一貫して信用できるが、被告の供述は信用できない」として、１審川崎簡裁の無罪判決を破棄、１審の求刑通り罰金５０万円を言い渡す。
▼０２年９月 電車内で女子高生を触ったとして逮捕・起訴されたものの、東京簡裁で無罪が確定した男性が、嫌疑をかけた女子高生とその両親を相手に約４７０万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は「痴漢行為を受けたとする女性の供述は信用できる」として、男性の請求を棄却。“逆転有罪”の判決。
2006年04月11日08時15分
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