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□進化する子供の防犯グッズ…標的事件多発で|夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=10fuji320060410017&cat=7
進化する子供の防犯グッズ…標的事件多発で (夕刊フジ)
子供が狙われる事件が相次いでいる。「風が吹けば−」ではないが、子供を安全に守る防犯対策のグッズの発売が相次ぎ、人気を集めているという。新学期も始まったばかりだが、希望に満ちた子供たちの安全を守られるのか。
サンケイリビング新聞社が昨年末に実施したアンケートによると、67.7%の母親が下校時に不安を感じており、半数以上が友達と外で遊んでいるときに不安を感じている。そこで登場したのが、携帯電話とGPS(衛星利用測位システム)を応用した子供たちの現在地通知サービスだ。
auを発売しているKDDIでは平成15年4月から「EZお探しナビ」を始めた。現在発売されている携帯電話端末の大半がこの機能を利用でき、月額350円で「条件がよければ誤差5−10メートルの範囲で場所が特定できる」という。
NTTドコモでも3月から、FOMAで「イマドコサーチ」を開始するなど、今や小学生低学年でも持つ携帯電話を、連絡手段以外でも役立てようという試みだ。
大手警備会社のセコムでも専用端末や携帯電話を使った「ココセコム」を13年から始めている。最大の特徴は、「警備会社としてのノウハウを生かして」(広報室)、利用者から依頼があった場合には、すぐさまスタッフが現場に駆けつけてくれることだ。
一方、玩具製造・販売「タカラ」(葛飾区)は、オモチャメーカーとしての立場から子供の防犯グッズを開発した。
小学生からOLまで女性に人気の「リラックマ」をキャラクターに、防犯ブザー付の携帯液晶ゲーム「セキュリっち どこでもリラックマ」を昨年末から発売。「持っていて楽しければ、常に携帯してもらえ、いざというときに備えても、持ち歩いてもらえる」(広報室)という狙い。
本体についたひもを引っ張ると、大音量でアラームが鳴り響く防犯ブザーとして機能はもちろん、リラックマに言葉を覚えさせていくと持ち主に話しかけてくるコミュニケーション機能など“オモチャ”としての機能も充実させた。
「使い続けることで楽しみも広がるようで、子供も飽きずに持ち続けてくれている」。小学生の息子をもつ父親(34)も話すように、春の入学シーズンに売り上げも上々のようだ。
また、子供たちに防犯意識をもってもらおうと製作されたアニメ番組も、CS放送の子供向けアニメ番組チャンネル「キッズステーション」で始まっている。
毎週水・日曜日に放送されている『Kin−Qキッズ☆おたすK隊』は、アニメのキャラクターたちが、誘拐などの犯罪に巻き込まれないようにする知識を分かりやすく解説。セコムが監修し、キングレコード(文京区)からDVDも発売された。
「子供が自ら危険を回避する“自力防犯力”を育んでもらい、家族でも防犯について話し合うきっかけになってもらえれば」と狙いを話す。
最新ITや防犯グッズ、そして意識改革−。万が一に備えることも、親から子への“愛情”の1つになっているのかもしれない。
[ 2006年4月10日16時37分 ]