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□出頭の男「殺したかったから投げた」 川崎の小3転落死 [朝日新聞]
http://www.asahi.com/national/update/0401/TKY200604010483.html
出頭の男「殺したかったから投げた」 川崎の小3転落死
2006年04月01日22時08分
「もう逃げ切れないと思った」。今井容疑者はそういって神奈川県警多摩署に出頭した。前日にはビデオ映像が公開され、テレビや新聞が一斉にこれを報じていた。
今井容疑者は、不動産関係の会社に勤務した後、8年ほど前から川崎市多摩区にあるカーテン販売店で店長を務めていた。しかし、捜査本部の調べに「昨年リストラされ、今は無職」と話しているという。
店長時代の評判は良かった。店の近くに住むとび職の男性(59)によると、毎朝自家用車で出勤し、周囲の人にもあいさつを欠かさなかったという。「腰の低い人だった。仕事にも積極的に取り組んでいた様子だった。最近は店で見かけないので心配していた」
友人の男性会社員(37)は半年ほど前から店に姿を見せなくなった今井容疑者を案じ、3日ほど前に携帯電話をかけた。同容疑者は「元気でやっている」と話し、変わった様子はなかった。「女性の従業員2人を使って、明るく仕事をしていた。店の売り上げも伸ばしていたのに……」
昨年3月には、カーテンの洗濯法の特集で新聞の取材を受け、紙上で洗濯機や手での洗い方を詳しく教えた。スタッフと交代で、仕事上気づいたことなどを書き留めたメールマガジンも出していた。昨年5月には、長女が交通事故に遭った際の親としての気持ちを「できれば娘の身体に傷は残したくなかった」と書くなど娘思いの一面をのぞかせた。
自宅は、カーテン販売店から車で20分ほど離れた同市麻生区の住宅地にある。04年秋に妻と3人の子どもとともに転居してきたという。近所の女性(70)は今井容疑者が朝、夫婦でウオーキングする姿をよく見た。「すれ違えばあいさつもした。元気で明るい人」。別の女性(38)は「ごく普通の人という印象。変わった様子はなかった」。
「一番高いところから落とせば、死ぬと思った」。捜査本部の調べに今井容疑者はそう供述しているという。記者会見で県警の大野昭夫・捜査1課長は「はっきりしゃべっており、責任能力もある」と説明したものの、動機については「私もよく分からない」と話した。