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(回答先: 患者7人安楽死の疑い、医師が呼吸器外す…富山の病院 投稿者 中田英寿 日時 2006 年 3 月 25 日 18:07:08)
> 判決では、医師による合法的な積極的安楽死が認められる要件として、〈1〉患者に耐え難い肉体的苦痛がある〈2〉死が不可避で死期が迫っている〈3〉苦痛を除去、緩和する方法がほかにない〈4〉生命の短縮を承諾する患者の明らかな意思表示がある――を示した。
(1)持続的に麻薬製剤や鎮静剤を投与し続ければ、現在かなりの苦痛は和らげられる事が可能。和らげてなければ、医師に責任もあろう。しかし、意識は落ちる。それでも人工的に呼吸を続けさせられるから、心臓も動き続ける。脳死でなければ、脳はなんらかの活動しているだろうが、はたから見れば人工植物状態のことも。
(2)末期がんなどではその判断はさほど困難ではない。しかし、普遍的な判断基準などなく、あるいは、全世界のそれぞれの分野の最高スタッフが集まり、最高設備があればひょっとしたら、、、と、言う事があるかもしれない。
(3)死以外に苦痛を緩和できない場合がそうあるだろうか?(1)でも述べたが、少量から薬剤量を漸増させれば、致死量まで投与しなくても、そうとう可能だと思う。一時的ならば手術と同じように全身麻酔をかければ良いだろう。
(4)意識のない、或いはもうろう、或いは認知症で明確な自分の希望を明示する状態にない場合も多いだろうが、そうなる前に意志を表示しておくか、しかし、実際なってみないとわからない場合も多いだろうし、、、。
さらに、、、、、
保険未加入者や低所得者、保険資格剥奪者はどうなる?金の切れ目が・・・?小生も人工呼吸管理が長期になり、お金の工面に苦労してた家族も知っている。
(1)−(4)の厳しい条件は確かに医療を装った殺人を防止する意味もあり、重要だろう。だが、きびしすぎると、末期がん患者などが安らかに息を引き取れる機会を少なくしてしまう。
今回は財政や財界に味方をするわけではないが、人口の数だけ人工呼吸して病院で看取れば、医療費はまちがいなく膨大になる。
逆にお金もうけのために、急変時ほぼ全例に人工呼吸管理をすれば、病院は確かに儲かる。
反対に、どうしても必要な患者だけになんて言ってると、機器購入費、維持メンテナンス費、MEの人件費など、ペイしない。診療報酬年々減っており、経営の楽な病院なんか、そうざらにあるものでもない。ペイしない機器を寝かせておくわけに行かず、リスクもあるので、それなら患者を他へ移そうということになる。
最後に、人工呼吸管理を小生もやったことがあるが、「厳しい」!直接死と向かい合うので、一人受け持っただけでもノイローゼになりそうだった。それを大きな病院の呼吸器内科の先生は一年中、同時に何人も受け持って、昼夜なく呼ばれる。そういった医師の気持ちも少しは察して欲しい。