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(回答先: 不忍池で「矢ガモ」2羽を保護 [スポーツニッポン] 投稿者 white 日時 2006 年 3 月 20 日 17:02:29)
□上野公園・不忍池に“矢ガモ”!?犯人に1年以下の懲役も [サンケイスポーツ]
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200603/sha2006032002.html
上野公園・不忍池に“矢ガモ”!?犯人に1年以下の懲役も
東京都台東区の上野公園・不忍池に「頭に矢が刺さったカモがいる」との110番通報があり、警視庁がけがをしたカモを1日がかりで保護していたことが19日、分かった。金属製の針のような矢が、前頭部のくちばし付近に突き刺さっていた。幸い傷は浅く、治療を受けたカモはすぐに同池に戻された。警視庁は、何者かが吹き矢でカモを狙った悪質ないたずらとみて調べている。
◇
動植物たちの春の足音が聞こえる上野公園・不忍池で、痛々しい姿の矢ガモが発見された。
「頭に矢が刺さったカモがいる」。16日午後5時ごろ、110番通報を受けた上野署員は、翌17日午前7時から矢ガモの捜索に当たった。
矢ガモは午前中に同池で発見。水際から約20メートル先にいたため、同署員はボートからパンくずのエサを与え、陸地に近づける作戦を敢行。しかし“救出”作業は難航し、午後7時ごろ、池中央にあるボート乗り場付近で、ようやく保護した。同署は治療のため、すぐに矢ガモを上野動物園に引き渡した。
刺さっていたのは長さ6〜7センチの金属製の針1本で、太さは注射針ほど。捜査関係者は「吹き矢のようなものでカモを狙ったのでは」とみている。同署では悪質ないたずらの“犯人”を特定するため、目撃情報がないかどうか、同公園を中心に聞き込み捜査などを行っている最中だ。
矢ガモを治療した上野動物園飼育課によると、矢ガモはオナガガモのメスで、体長は約55センチ。矢が刺さっていたのは、前頭部にあるくちばしの上付近だった。傷の深さは1センチ以下で、矢は脳などに達していなかった。運び込まれた際、羽や足をばたつかせるなど、元気な様子で出血もなかったため、矢を抜き、傷口を消毒後、18日に同池に放された。「くちばし周辺は頭部でも硬い部分だったことが、不幸中の幸いでした」と同課職員はホッと胸をなでおろした。
矢ガモといえば、平成5年1月24日に東京都板橋区の石神井川で、背中から腹にかけて射抜かれたカモが見つかった事件が有名。発見後、矢ガモは石神井川から姿を消したが、2月12日、今回の舞台となった不忍池で発見された。同課職員が池にエサをまきながらカモを誘導し、約3時間で保護に成功。貫通していた約34センチのプラスチック製の矢を手術で摘出した。幸い急所を外れており、命に別条はなかった。今回はその経験が生きた?
「いたずらした人は、どういう気持ちでカモに凶器を向けたのか…。信じられない行為だ」と同課職員は怒りが収まらない様子。日大大学院法務研究科の板倉宏教授は今回の事件を「鳥獣保護法違反に当たる」と指摘。「カモのけがの程度に関係なく、悪質な虐待行為。最も重い罰則となる1年以下の懲役、100万円以下の罰金が科されるのでは」と説明した。
★“人慣れ”があだに…
不忍池には毎年10月から4月にかけ、カモなどの渡り鳥が飛来する。上野動物園飼育課によると、2月の調査では1337羽の渡り鳥が確認され、うち977羽が今回被害にあったオナガガモだった。不忍池のカモは“人慣れ”しており「エサを与える人を見つけると、池から陸に上がってくる」そうで、食餌後もしばらく、与えた人の周辺に居つくという。上野署では「餌付けしたカモに、至近距離から吹き矢を当てたのでは」と悪質な手口を推測した。