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□松川事件:最高裁で逆転無罪…証拠スクープの記者ら語る [毎日新聞]
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060319k0000m040059000c.html
松川事件:最高裁で逆転無罪…証拠スクープの記者ら語る
連合国軍総司令部(GHQ)占領当時を振り返る講演会が18日、東京都千代田区の法政大学で開かれた。旧国鉄の列車が脱線した1949年の「松川事件」で、2審の死刑から最高裁で逆転無罪となった占領・戦後史研究家の佐藤一さん(84)や、その無罪判決のきっかけとなった証拠文書をスクープした元毎日新聞長野支局長の倉嶋康さん(73)が事件を語った。
松川事件は49年8月、福島県内で東北線が脱線し3人が死亡した列車妨害事件。20人が起訴されたが、アリバイを証明する「諏訪メモ」を倉嶋さんが報じ、2審で死刑判決などを受けた被告全員が無罪となった。
今年2月に出版された「毎日新聞社会部」(山本祐司著、河出書房新社)で当時の倉嶋さんの取材経緯などが紹介されたことから、佐藤さんが「お会いしたい」と手紙で連絡を取った。2人は今月7日、倉嶋さんの地元・長野市内で初対面を果たした。
佐藤さんは講演で「私の命の恩人」と倉嶋さんを紹介し、倉嶋さんは「離れていた恋人に会えたような気持ち」と応えた。倉嶋さんは取材の経緯に触れ「事件は終わった話と思っていたが、違う。これから元被告全員に会い、事件を再検証したい」と意欲をみせた。【五味香織】
毎日新聞 2006年3月18日 20時01分 (最終更新時間 3月18日 20時26分)