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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000072-jij-soci
山口県光市で1999年、母子を殺害したとして殺人などの罪に問われ、一、二審の無期懲役判決に対し検察側が上告している当時18歳の少年の被告(24)の弁護人が14日、最高裁に出廷せず、弁論は開かれなかった。
事件を審理する第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は「正当な理由に基づかない不出頭で、極めて遺憾」とする見解を表明し、弁論期日を改めて4月18日に指定した。
刑事訴訟法は、殺人などの重大事件は弁護人なしで審理できないとしている。検察側は「不出頭は裁判遅延目的が明らか」と述べ、審理の進行を求めたが、同小法廷は退けた。
同小法廷は昨年12月に弁論期日を指定していたが、今月6日に2人の弁護人が辞任。前後して、オウム真理教元代表松本智津夫(麻原彰晃)被告(51)の一審で主任弁護人を務めた安田好弘弁護士らが就任した。
安田弁護士らは「準備に時間が必要」と期日延期を申し立てたが、同小法廷は却下。13日午後に欠席届が提出された。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060314i113.htm
山口の母子殺害、弁護士欠席で口頭弁論開けず…最高裁
山口県光市の本村洋さん(29)宅で1999年、妻(当時23歳)と長女(同11か月)が殺害された事件で殺人罪などに問われ、1、2審で無期懲役の判決を受けた同市内の元会社員(24)(犯行時18歳)について、最高裁第3小法廷は14日、死刑を求める検察側の上告を受けた口頭弁論を開こうとした。だが弁護士が2人とも出廷せず、弁論を開くことができなかった。
改めて4月18日に弁論期日を指定したが、死刑求刑の事件で弁護士の出廷拒否は異例。訴訟遅延行為に当たる可能性もあり、浜田邦夫裁判長は法廷で「極めて遺憾」と、弁護士を強く非難する見解を読み上げた。
この事件では、書面審理中心の最高裁が、弁論を開くことを昨年12月に決めたことで、死刑を相当とする判決になる可能性が出ている。死刑廃止運動を進める安田好弘、足立修一両弁護士が、今月6日に辞任した弁護士に代わって就任。「日本弁護士連合会が開催する裁判員制度の模擬裁判のリハーサルで、丸一日拘束される」との理由で、この日の法廷を欠席した。
これに対し、検察官は法廷で、「審理を空転させ、判決を遅らせる意図なのは明白」と述べ、弁論を開いて結審するよう要請。浜田裁判長は「正当な理由のない不出頭」と述べたが、結審は見送った。
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