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2006年03月03日22時41分
http://www.asahi.com/national/update/0303/TKY200603030335.html
劇物のタリウムを母親(48)に飲ませたとして静岡県東部の少女(16)が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、少女の精神状態と刑事責任能力の有無などを調べる鑑定留置が3日、期限を迎えて終了した。鑑定は静岡地検沼津支部が東京医科歯科大学の山上皓(あきら)教授に依頼していた。山上教授が所属する同大難治疾患研究所犯罪精神医学研究室は「鑑定結果は明らかにできない」としている。
鑑定留置の終了で少女の勾留(こうりゅう)が再び始まり、8日に満期を迎える。地検沼津支部は鑑定結果を踏まえた上で、少女の処遇について「刑事処分相当」「保護処分相当」などの意見を付け、静岡家裁沼津支部に送致する。
少女は3日午後、東京都内から静岡県富士市にある女性専用留置場に移送された。
鑑定留置は昨年11月15日に開始。少女は都内の医療機関に数週間入院して検査を受ける一方、山上教授が数度面会して鑑定した。当初の留置期限は2月17日だったが、沼津簡裁が「鑑定未了」を理由に2週間延長する決定をした。
県内の弁護士3人による弁護団は少女と面会を週1回程度続けており、「体調面の問題は起きていない」としている。
家裁での観護措置は最長8週間。この間、少女の身柄は少年鑑別所に移され、家裁調査官が少女の性格や資質を調査し、裁判官が医療少年院送致などの保護処分か、刑事処分につながる地検沼津支部への送検(逆送)かを決める審判を行うことになる。
少女はタリウムを買い、持っていたことは認めているが、3日の調べにも母親に飲ませたことは否認した。日記や詩などを書いていたことなど鑑定留置中の生活を振り返り、「心地よくなかった」などと話したという。