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□<相続税脱税>創業者の遺産50億円隠した元社長逮捕 大阪 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000035-mai-soci
<相続税脱税>創業者の遺産50億円隠した元社長逮捕 大阪
大阪地検特捜部は3日、タクシー会社「トモエタクシー」(大阪府守口市)を創業した父親の遺産のうち約50億円分を隠し、相続税約24億円を免れたとして同府寝屋川市国守町、長男の同社元社長、西井良夫容疑者(61)を相続税法違反(脱税)の疑いで逮捕、大阪国税局と合同で自宅や同社など8カ所を家宅捜索した。相続税の脱税額としては過去最大となる。
調べでは、西井容疑者は01〜02年、シンガポールの金融機関を経由して、二十数回にわたってスイスの複数の金融機関に父親名義の預貯金を送金したり社債を移管するなどし、02年4月に父親が死亡した時点で、遺産総額が実際には約82億円あったのに、約50億円分を隠し、相続税約24億8000万円を脱税した疑い。西井容疑者は容疑を否認しているという。
西井容疑者は父親の課税対象の遺産総額を約28億7000万円と申告。遺産は西井容疑者と母親、妹が相続した。特捜部は父親の死を見越して財産隠しをしたとみて経緯を調べている。
民間信用調査会社などによると、西井容疑者の父親は1934年に運送業を始め、50年にトモエタクシーの前身会社を設立。02年4月に死亡するまでタクシー事業のほか、不動産賃貸業やLPガス販売業、ボウリング場運営など幅広く事業を展開、一代で20社以上のトモエグループを築いた。
西井容疑者は父親の死亡後、トモエタクシー副社長から社長に就任したが、半年後の同年10月には社長職を長男に譲った。しかし、トモエタクシーの持ち株会社「トモエ興産」株を半分近く所有するトモエグループの会長で、実質的にグループを支配している。また、西井容疑者は「適正な申告納税の推進」を目的に掲げる納税者団体「門真納税協会」の役員も務めていた。【田村晃一、堀雅充、日野行介】
(毎日新聞) - 3月3日12時16分更新