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シュヴァリエ 毎週土曜日午後7時からWOWOWでスクランブル放送中=プロダクションI.G提供
製作委員会に質問状:シュヴァリエ 「冲方丁さんによるストーリーに注目」
話題のアニメの製作委員会に作品の魅力をズバっとたずねる「製作委員会に質問状」。第1回は、プロダクションI.Gの新作「シュヴァリエ」(毎週土曜日午後7時からWOWOWでスクランブル放送中)です。SF「マルドゥック・スクランブル」(早川書房)などの著者冲方丁(うぶかた・とう)さんの原作・脚本で、18世紀の革命前夜のフランスを舞台に展開されるミステリー。森下プロデューサー、和田丈嗣アシスタントプロデューサーに話を聞きました。(回答はほぼ原文のまま掲載)
−−作品の一番の見どころは
やはり冲方さんによって、綿密に構成されたストーリーです。謎の死を遂げた姉。その謎を追いかけるに連れ、実は姉が国家を揺るがす謎にかかわっていたことが判明していく……。他に類を見ないような骨太な王道ミステリーになっていると思います。良質な物語を楽しみたい方に、ぜひ主人公であるデオン・ド・ボーモンの気持ちになって、見てほしいです。
−−制作の経緯を教えてください
企画自体は冲方さんのマネージメント会社の社長さんから提案されました。当初はアニメーションの制作現場としてプロダクションI.Gにお話を頂いたのですが、企画自体の魅力と可能性を感じ、作品を預からせてほしいとお伝えし、I.Gの方で主体的に動くことにさせていただきました。 その後、松竹様にお話をお持ちし、松竹様と一緒にWOWOW様にお話をさせていただき、この3社が中心になって、制作しましょうという運びになりました。さらに幸運だったのは、ちょうどその時、WOWOW様の方で、「開局15周年記念番組」となる作品を探されていたということもあり、「シュヴァリエ」をその作品の一つにしていただけたことです。
−−冲方さんとのコラボレーションについて何かエピソードがあれば
「シュヴァリエ」では、本読み(冲方さん、脚本チーム、プロデューサーが参加して、シナリオの内容について話し合う会議)を毎週実施して、シナリオを作り上げています。そこでは、「物語をおもしろくするには?」「多くの人に感動を持ってもらうには?」この二つの視点にたって、激しい議論が繰り広げられました。この強い志と熱い気持ちを持ったチームを作り上げたのは、やはり冲方さんの力が大きかったと思います。「物語を作ることができる人は、こういう人なんだ!」と冲方さんに感じました。
−−最後に一言
この作品は中世フランスの話なのですが、今の時代にも共通している部分が多いと思うんです。革命が起きるというのは、今まで生活している様式とかが全部変わってしまうこと……。それは非常に怖いことだと思います。この“ショックさ”のリアリティーが各キャラクターにあると思います。今、様々な変化が起きている中で、いったい個人はどのように生きていったらいいのか?革命による変動によって、個人がどれだけ振り回されるのか……。しかし、そういう状況だからこそ、その中を生き抜く人の希望も見えるのではないかと思っています。そんな人間ドラマを描いた作品「シュヴァリエ」を一人でも多くの人に届けたいと思っています。とにかく見て判断して欲しいです。見てもらえたら、その度に新たな発見があると思います。
原作:冲方丁/プロダクション I.G▼監督:古橋一浩▼シリーズ構成:冲方丁▼チーフライター:むとうやすゆき▼キャラクターデザイン:尾崎智美▼プロップデザイン:toi8▼音楽:大島ミチル▼制作:プロダクション I.G▼製作:「シュヴァリエ」製作委員会
シュヴァリエ
http://www.chevalier.tv/
シュヴァリエの関連商品(まんたんウェブ)
http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2006/08/post_254.html
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2006年8月28日