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史上最高偏差値力士が誕生
史上2人目の国立大卒力士となる名古屋大・田中
大相撲史上初の現役国立大生力士が誕生する。2日、九州場所(12日初日・福岡国際センター)の新弟子検査が福岡市内で行われ、名古屋大工学部4年の田中周一(22=千賀ノ浦)が体格検査(173センチ、75キロ)を通過した。内臓検査の結果を経て九州場所初日に正式合格する。しこ名「舛名大(ますめいだい)」も決定。来年3月に卒業すれば、現序二段で琉球大卒の一ノ矢(45=高砂)以来24年ぶり2人目の国立大卒力士となるが、現役生では史上初となる。旧帝大の史上最高偏差値力士は、早くも大先輩との対決を目標に掲げた。
学歴も偏差値も関係ない角界に、22歳の名大生が飛び込んだ。体格検査を終えた田中は、報道陣に囲まれて初めて自分の注目度の高さに驚いた。「一応、現役の大学生です。卒業論文とは別に1コマの単位が残っています。でも、今は九州場所の前相撲を頑張ることだけを考えています」と緊張気味に話した。
身長189センチ、体重110キロ。今回受検した6人の中でもひと際大きい。「キャリアが少ない分、変な癖がついていないので指導しやすい。力士の生活をすれば体重は20キロぐらいすぐ増える。意外に早く上に行って、相撲界を盛り上げてくれるのでは」と、千賀ノ浦親方の期待を膨らませた。
名古屋大工学部化学生物科4年に在学中。現役国立大生として初の力士になる。しかも、名大は東大た京大とともに旧帝大といわれる。偏差値は角界史上最高になる。母順子さんは「勉強している姿は見たことがない。でも中学時代は塾に通っていなかったけど、5教科はオール5でした」と振り返る。
進学校の豊田西高時代まで「まったく相撲に興味がなかった」(田中)。ところが大学1年の5月の学園祭で出場した相撲大会が転機になった。「体力に自信があったのに、リーグ戦で自分より小さな人に負けたことで逆に相撲に興味がわきました」。そのまま相撲部に入部を申し込んだ。
2年前にけいこを見学に来た千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)の目に留まった。入部当初は80キロだった体重が徐々に増えていた。「いい体をしている。がぶり寄りも迫力がある。君なら大相撲でやっていける」。その言葉で角界入りが人生の選択肢に入った。大学院入学試験に失敗した直後の今年9月に迷いが消えて、千賀ノ浦親方に「お願いします」と頭を下げた。
昨年8月に亡くなった父健治さん(享年58)は柔道の有段者だった。その父に進路を相談することはできなかったが、母順子さんは「本当は企業に就職してほしいけど、自分のやりたいことをやればいいよ」と言ってくれた。力士は実力がすべての世界。それも覚悟の上の決断だった。「1月の初場所は、卒論と授業で忙しく途中休場するかもしれません。でも3月の春場所からは本格的に部屋に入る。上を目指して、関取になりたい」。
あこがれの力士はいないという。だが、いち早く実現したい夢が1つある。「一ノ矢さんとの取組です。同じ国立大出身ということで話もさせていただきたいです」。九州場所の一ノ矢の番付は序二段東102枚目。一ノ矢の成績次第では、「舛名大」のシコ名が序ノ口の番付に載る初場所で、夢の国立大学士対決が、実現するかもしれない。【柳田通斉】
2006年11月03日 10時03分
http://topics.sports.livedoor.com/article/detail-3720007.html
名大の田中が合格 しこ名は舛名大
大相撲九州場所(12日初日、福岡国際センター)の新弟子検査が2日行われ、名古屋大工学部4年の田中周一(22=千賀ノ浦部屋)ら6人が合格した。1メートル89、110キロで身体検査を突破した田中は、師匠の現役時代のしこ名・舛田山と出身大学を合わせ、舛名大のしこ名で初土俵を踏む。大学院受験に失敗したこともあり、9月に入門を決意。旧帝大出身では初の力士となるが、「あと1コマ分の単位に卒論を提出しないといけないけど絶対に卒業する。4、5年で関取になりたい」と目を輝かせた。
≪若の里 休場も≫三役の常連だった若の里が関取陥落の危機を迎えた。名古屋場所で右ひざのじん帯を痛め、先場所全休して6年ぶりに十両に転落した。関取衆との稽古は再開したが、万全には程遠く「きょうの稽古のような内容ではみっともなくて出られない」と出場のメドが立たない状況。今後の回復次第で休場となれば、新十両以来9年間守ってきた関取の座を失うことになる。
2006年11月03日 06時01分 スポニチ / 提供元一覧
http://sports.livedoor.com/article/detail-3719931.html