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□ボクシング世界戦で試合中に採点を公開 [日刊スポーツ]
http://topics.sports.livedoor.com/article/detail-3719779.html
ボクシング世界戦で試合中に採点を公開
日本ボクシング界で初の公開採点制度「オープンスコアリング・システム」が導入される。クロアチアで開催中のWBC総会で1日、決定した。世界各地の興行で問題となっている採点の公平性問題にメスを入れたもので、4回、8回終了後の4ラウンドごとに採点が公開される。WBCの決定を受け、日本ボクシングコミッション(JBC)はこの日、13日のダブル世界戦(東京・日本武道館)で採用することを発表した。
WBCが決めた今回の採点公開制は、世界各地の各コミッションが実際に採用を判断する。JBCは13日に控えるダブル世界戦でいち早く導入することを決めた。同団体の総会に出席しているJBCの安河内事務局長は「WBCの判断だから協力することにした。採点問題には国内でも議論がある」と説明した。
この制度は過去にもテストされている。7年前の試験的な試合では、大差のリードが分かった選手が手を抜いて問題となった。日本でもテストされたが不評だった。安河内事務局長も「(外国の)WBAの試合でテストしたことがあるが、審判員に重圧がかかるなどの理由で長続きしなかった」と振り返る。今回の採点公開は4回、8回と4ラウンドごとに2度とし、終盤に勝っている選手がディフェンシブになることを抑える形にした。審判員にかかる重圧の問題は解消されていないが、WBCの決定は「英断」といえそうだ。
日本では8月のWBA世界ライトフライ級王座決定戦で亀田興毅(協栄)が微妙な判定で勝ち、採点基準が注目を集めた。海外では開催地側の選手が有利な採点を受ける試合が多発し、「地元判定」ともいわれてきた。協栄ジム金平会長は「審判のストレスはあるだろうが、テレビ視聴者や観客に分かりやすいでしょう」と賛成している。これまでベールに包まれていたボクシング採点の透明化を図る上で、13日のダブル世界戦は大きな注目を集めそうだ。
2006年11月02日 09時48分