★阿修羅♪ > ニュース情報3 > 708.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□コミック発の連続ドラマ、続々ヒット!の理由 [オリコン]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061027-00000019-oric-ent
コミック発の連続ドラマ、続々ヒット!の理由
秋のドラマシーズンが始まった。かつては小説原作のドラマが多かったが、近年、コミックを原作とするドラマが増え、『ごくせん』『花より男子』『ドラゴン桜』など、非常に好調な数字を残している( 今年の主なドラマ視聴率データ参照 )。
前クールでも、連続ドラマ全体の視聴率が厳しいなかで、『夜王』『喰いタン』『Nsあおい』『クロサギ』『医龍』などのコミック発のドラマは健闘を果たしている。今クールの初回視聴率ランキング( データ参照 )を見ても、『Dr.コトー診療所』『のだめカンタービレ』は上位を走る好調な出足だ。ORICON STYLE調査の「 秋の連続ドラマ期待度ランキング 」でもトップには『Dr.コトー診療所』がランクインしている。
コミック原作のドラマの安定した人気の理由は何なのだろうか?それは、ちょっと意外かもしれないが、制作サイドに立って考えてみるとわかりやすい。第1に視聴率。コミックのファンは、かなり高い割合で視聴者になってくれる。また、人気コミックであれば、それだけで認知度も高く、一般の人にも興味を持ってもらいやすい。これは、ハリウッドがシリーズもの映画を製作する理由とよく似ている。
第2に脚本。コミックは、連載中に時間を経て書き込まれている分、ストーリーに奥行きがあり、書下ろし脚本よりも説得力のあるものになっている場合が多い。小説とは違って筋書きがわかりやすく、一話ごとに盛り上がりのツボがあり、期待を裏切らないお約束の展開があるのもドラマ向きだ。
第3にキャラクター。第2と同じ理由で、描き込まれ確立したキャラクターには深さや厚みがあり、役設定がしやすい。また、漫画では、背景、小道具に至るまで、あらゆるファクターが事細かに描かれているため、絵作りがしやすいという利点もある。
視聴者の立場から考えても、人気コミックには人を惹き付けるだけの内容や濃さがあるので、ドラマになってもハズレが少ないと予想できる。また、「あのキャラクターは誰が演じるんだろう?」とか、「あの場面はどんなシーンになるんだろう?」と興味をそそられたり、想像する楽しみがある。俳優からすれば、すでにイメージの固まっているキャラクターを演じるのは、何かとやりにくい点も多いだろうが、幸い『のだめ』や『コトー』は、コミックファンからも好評のようだ。
(内山磨魅)
秋の連続ドラマ期待度ランキングなど、これまでの連続テレビドラマ満足度ランキング一覧 はこちらへ。
http://contents.oricon.co.jp/news/ranking/18333/
◆ 秋の新連続ドラマ、初回視聴率ランキング はこちら
http://contents.oricon.co.jp/news/ranking/37877/
(オリコン) - 10月29日11時0分更新