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この人物のオモテとウラ 田村正和 [ゲンダイ]
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投稿者 white 日時 2006 年 10 月 21 日 11:07:18: QYBiAyr6jr5Ac
 

□この人物のオモテとウラ 田村正和 [ゲンダイ]

 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2606552/detail

この人物のオモテとウラ 田村正和

 14年ぶりの映画だそうだ。「古畑任三郎」とか「うちの子にかぎって」とか、テレビの常連だが、映画にはトラウマがあるらしい。

 成城大学卒業と同時に松竹の4本の映画に立て続けに出演した。「破格」の扱いは、言うまでもなく田村正和(63)が大御所・阪東妻三郎の三男だったからだが、当時の彼にそんな自覚はなく、興行的に大失敗した。田村自身が、あるインタビューでこう言っている。

「(映画の頃は)チャラチャラやっていた。甘かったなぁと分かったのはこの数年のこと。もし、当時の映像が残っているなら、誰か消してくれよ」

 そんな田村の心を動かしたのは、新作映画のテーマに共鳴したから、とか。タイトル「ラストラブ」(来年公開)のテーマは「熟年の恋」。プロデューサー氏は、「『若者のラブ』はたくさんあるが、『熟年のラブ』はなかなかテーマになりにくい。熟年世代へのエールにしたい」と言っている。「熟年のラブ」って、「失楽園」も「愛の流刑地」も、そんなテーマだったと思うけど……。

 兄・高廣、弟・亮と合わせて「田村3兄弟」といわれるが、実は4人兄弟。すぐ上の兄は、実業の世界に進んだ。

 デビュー時、チャラチャラしていたのもうなずける。なにしろ、広大なことで知られる京都・太秦撮影所はかつて父親が使っていた事務所の跡地。庭に小川が流れる嵯峨野の1000坪の豪邸で「チョウよ花よ」と育てられた。

 映画で“失敗”し、テレビに転じてからもしばらくは脇役、悪役、嫌われ役が続いた。視聴者に受け入れられるようになったのはずっと遅くて80年代に入ってから。「うちの子にかぎって」(TBS)でコメディー路線に切り替えてウケた。

 無類のインタビュー嫌いで知られる。まともに取材を受けるのは年に1度だけ。関係者の間では「プラチナインタビュー」と呼ばれていて、今年は日刊スポーツ(7月16日)がその栄に浴した。

 プライベートを語りたがらないことでも有名。銀座の老舗紳士服店の令嬢・和枝夫人との間に、30歳を越えた一人娘がいる。

 数年前、ご近所との「ごみトラブル」を週刊誌に書かれた。ごみ集積所の移動に夫人が異を唱え、田村家だけ単独でごみを出していたとか。プライベートが明らかになった珍しいケースだ。

 映画で相手役を演じるのは伊東美咲(29)。関係者の間では「娘より年下の女優だから“熟年”の味が出る」と期待されている。

【2006年10月18日掲載】


2006年10月21日10時00分

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