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□ディープインパクトに過酷な種付けが待っている [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2576772/detail
ディープインパクトに過酷な種付けが待っている
年内限りの現役引退を決めたディープインパクト(牡4歳)。歴代最強馬の勇姿を見られるのも、天皇賞・秋(10月29日)、ジャパンカップ(11月26日)、有馬記念(12月24日)と最大で3レースになってしまった。
ファンには寂しい限りだが、ディープには引退後も大車輪の活躍が求められる。のんびりと余生を送れるわけじゃないらしい。
「牝馬の繁殖期は3〜6月。ディープはこの期間に、ものすごい数の牝馬と交配しなければなりません。以前なら種牡馬の種付けは、年間100頭が限度といわれてきました。ところが最近は、種牡馬の健康管理が向上し、体力が続くようになった。今年の種付け数1位のキングカメハメハは実に256頭の牝馬と交配。昨年自らがつくった最多記録(245頭)を塗り替えています。ディープはこれを超える可能性が高い」(競馬関係者)
競走馬が引退し種牡馬になると、シンジケートと呼ばれる共同所有組織が組まれるのが普通だ。ディープの場合も、1口8500万円×60株で、史上最高の51億円シンジケートが組まれる。1株所有者は年に1頭の繁殖牝馬と種付けする権利が与えられるが、人気の種牡馬になると「余勢」と呼ばれるシンジケート参加者以外のケースでの種付けもある。この種付け料は株所有者で山分けするシステムだ。
「1株の金額が高ければ高いほど、種付け料も高くなる。25億5000万円のシンジケートが組まれたサンデーサイレンスで2000万円前後。ディープの場合それが3000万円近くになりそうです。株所有者は余勢を多くして元を取りたいもの。キングカメハメハは1口3500万円×60株の21億円シンジケートが組まれた馬です。国内調教馬としては最高額でしたが、ディープの価格はその倍以上。種付け頭数は年間300頭を超えることも考えられます」(事情通)
仮に300頭とすれば、余勢は240頭。1頭3000万円なら年間72億円を稼ぐことになる。もっともそうなるとディープは4カ月の繁殖期間中、1日平均2.5回もこなさなければならなくなる。馬も人間も、モテる男はツライ。
【2006年10月12日掲載】
2006年10月15日10時00分