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□変身!亀田興毅、ルースになる…がん闘病少年お見舞い [スポーツ報知]
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変身!亀田興毅、ルースになる…がん闘病少年お見舞い
2006年10月11日(水) 8時2分 スポーツ報知
浪速の闘拳がベーブ・ルースになる−。左まぶた裂傷で、今月18日予定の初防衛戦を12月20日(東京・有明コロシアム)に延期したプロボクシングWBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅(19)=協栄=が10日、東京・大久保の協栄ジムで会見。2日の延期発表以来、初めての公の場に姿を現した興毅は、がん闘病の少年とベルト死守の約束を交わしたことを明かした。
闘拳が、神妙な顔で語り出した。闘志むき出しのいつもの戦闘モードとはガラリ。まるで別人だ。「体の不自由な子がおってな。小1で、がんになって、いま小3なんやねん。もう無理と言われてるのに、おれの試合を見るために、がんばって生きてるんや。その子との約束を守りたいねん」
興毅が明かした少年との「約束」。それは、因縁のランダエタとの再戦に勝ち、ベルトを持って少年のもとへお見舞いに行くことだった。興毅のもとへ病床の少年からファンレターが送られてきたのは、8月2日のタイトル初奪取後の9月のこと。茨城県在住の小学校3年の男の子で、いまもがんと必死に闘っている。今年4月には余命わずかと伝えられ、少年の母も何度も覚悟を決めたという。だが、5月5日の世界前哨戦、8月2日の世界王座決定戦と、興毅の試合があるたびに命をつなげている。
「がん、治らんかな、奇跡起きへんかなと思って練習してきたけど、こんなことになって。ホンマ情けないわ」
9月29日にスパーリングの最中に左まぶたを切り、今月18日予定の初防衛戦を延期。少年との約束が延びたことを悩んだ。ショックで一時は元気をなくしたが、少年との約束を思い出し「逆に勇気づけられた」。けがと少年の存在が、闘拳の心に影響を与えた。
現在は、負傷個所に負担のかからない練習をしており、7日には抜糸を済ませた。11月にはスパーリングを行えるほど回復したという。興毅は、サングラスを取ると、まつ毛に近い目じりの傷跡を堂々と初公開し「けがの不安はないな。今回のことで、気持ちの面で多くのことを学んだ。何でもプラスに考えなアカン」ときっぱり。ランダエタには「リングの端から端まで飛ばすよ」とメッセージを送った。
少年には試合で使用したグラブにサインを入れて贈ったという興毅。80年前には、ベーブ・ルースが病床の少年と約束したホームランを実現させたように、闘拳も少年との約束をKO勝利で果たす。
◆先行チケットまた完売! 10日午後3時から、ローソンチケットで先行発売された最高値の10万円席「ファーストクラスシート」(先行発売分の枚数は非公表)が、発売開始から数時間で完売した。一般発売は11月1日午後3時から、ローソンチケット、ぴあ、eプラス、価格コムなどで。価格の問い合わせなどは、協栄ボクシングジム(TEL03・3205局3838)まで。
[ 10月11日 8時2分 更新 ]