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自民党総裁選に便乗して行われる第2回大川興業総裁選が19日、都内ホールで行われ、大川豊(44)が新総裁に返り咲いた。小泉政権同様、江頭2・50(41)の任期満了にともなう選挙で、予定調和の自民党とは対照的に6候補が乱立した激戦を制した(会場ファン自由投票)。新総裁は「これこそ再チャレンジ。加藤紘一議員にももう1度頑張れと伝えたい」と喜びの所信を表明した。
5年前、江頭に敗北してマジ泣きした大川は「お笑いでテロのない世界を」を公約に掲げ、ヨハネ・パウロ2世の墓参りなどの一方的外交実績や、パロマ本社直撃(行っただけ)の活動をスライド上映。なぜか新党日本の荒井広幸議員も登壇した。「きょうは当選するまで何回でも投票をする」という、なりふり構わぬ選挙戦だった。
大川新総裁は「自民党もウチのような開かれた総裁選をするべき。勝ち馬に乗る自民党なんて最低ですよ。私は『増税』という、あえて嫌われる公約を掲げた谷垣さんを応援したい」と直言した。
186票を集めた大川に続き2位となったのは、20年間にわたり、万年副総裁の座にある寺田体育の日(164票)。以下、三平×2(32)、阿曽山大噴火(31)、大川長三(大川の父=81)、江頭2・45(江頭の父=68)の順。また、この日は日銀総裁の国民審査も行われ、福井俊彦現総裁に代わって、こちらも大川が当選した。
[2006年9月20日8時54分 紙面から]
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186票で総裁に返り咲いた大川総裁