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飲食店の女性客を「デブ」とけなしたとして侮辱罪に問われた山梨県大月市議、小俣武被告(55)に対し、最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)は11日付で、被告側の上告を棄却する決定を出した。侮辱罪の法定刑で最も重い拘留29日とした1、2審判決が確定する。小俣被告はえん罪と主張していたが、刑務所や留置場などの刑事施設に29日間拘束される。
1審・都留簡裁判決(1月)などによると、小俣被告は04年9月30日夜、大月市内のスナックで、知人の男=科料7000円が確定=とともに、客として居合わせた初対面の20代女性に「おいデブデブ」「そんなに太ってどうするだ」「ドラム缶みていだな」などと言って侮辱した。女性の夫に注意されると「デブをデブと言って何が悪い」と開き直った。
小俣被告は「店の経営者に『ママさん、太ったな』『この店にはデブが多いな』と言っただけ」などと主張したが、1、2審は「経営者は太った体型ではなく供述は信用出来ない」として退けていた。
【木戸哲】
毎日新聞 2006年9月13日 20時27分 (最終更新時間 9月13日 20時43分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060914k0000m040077000c.html