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□大竹まことは“正統派”キャラ? [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2432398/detail
大竹まことは“正統派”キャラ?
「政官業の癒着がなくならないのは、自民党に対抗する勢力が弱いから」「労働者に自覚がないのも問題」――最近、こんな“正論”を吐き続けている。ビートたけしが司会の「TVタックル」(テレビ朝日)に出ている大竹まこと(57)だ。
「TV――」は毎回15%前後の視聴率を叩き出す人気番組。ザッと255万世帯(関東地区)の視聴者が見ている計算になる。
大竹といえば、以前は「乱暴者」キャラで売っていたお笑い芸人。いつから、こんな“正統派”キャラになったのか。
1949年、東京都生まれ。双子の弟がいる。もともとは俳優志望で、青山学院大学の学生時代、俳優養成所に入った。が、途中で断念し、22歳で斉木しげる、きたろう、風間杜夫らと劇団「表現劇場」を結成。さらにその8年後、斉木、きたろうとの3人でコントユニット「シティボーイズ」を立ち上げた。「お笑いスター誕生」で10週連続勝ち抜きをした83年ぐらいから、テレビ出演するようになる。
「“乱暴キャラ”で売っていたのはこの頃です。番組で共演したアイドルに暴言を吐いたり、無理難題を吹っかけるディレクターをボコボコにしたり……。番組側もそうした過激さを面白がって起用していた」(芸能記者)
とはいえ、素顔は意外にマトモらしい。初対面の人には、相手が驚くほど物腰が柔らかいし、フェミニストでもある。あるインタビューでタレント・岡本夏生に「近いうちエッチしようと約束したのに、まだヤッてもらってない」と暴露された。モデル風美女との密会を写真誌に撮られた時には、「原稿のネタを思いつき、ホテルに入った」などと返答がシドロモドロになった。
キャラが変わったのはこの前後のことである。前出の「TV――」で、コワモテ政治家を相手に丁々発止とやり合ったり、新聞の対談で国際政治を語ったり。昨年の衆院選では、文化放送の開票特番でパーソナリティーも務めた。
「どうした心境の変化か詳しいことは分かりません。でも、これだけテレビメディアが小泉流の改革路線に“礼賛”一辺倒の中、“ちょっと待てよ”という大竹のスタンスは貴重です。仮に付け焼き刃だったとしても、バラエティーで庶民に政治を考える機会を与える意味は大きい」(テレビ関係者)
エラソーに天下国家を論じる文化人タレントよりよっぽど聞きやすい。
【2006年9月8日掲載】
2006年09月11日10時00分