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□[命名の儀]秋篠宮ご夫妻長男の名前どう決める?|毎日新聞
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[命名の儀]秋篠宮ご夫妻長男の名前どう決める?
秋篠宮ご夫妻の3番目のお子さまは、皇室にとって41年ぶりの男児誕生となり、列島は喜びに包まれた。次の注目はその名前だ。12日の「命名の儀」で明らかになるが、皇族の名前とは。そして、それはどのように決まるのか。【竹中拓実、桐野耕一】
■皇族の名前は
皇太子さまは、皇太子徳仁親王殿下、秋篠宮さまは秋篠宮文仁親王殿下。正式にはこう呼ぶが、それぞれの子どもの時の呼び名の浩宮さま、礼宮さまに比べて、なじみが薄いと感じる人も多いのではないだろうか。
実は、浩宮さま、礼宮さまは、幼少時の称号だ。浩宮さまは、今の天皇陛下の即位にともなって皇太子となった時に、礼宮さまは結婚して独立し、秋篠宮家を創設した時点で、それぞれ使われなくなった。
ただ、今回生まれたお子さまには、こうした幼少時の称号はない。戦前からの慣例で、称号は天皇と皇太子の子どもに限られており、宮家の子どもに称号はないからだ。
実際、皇太子ご夫妻の長女愛子さまは、称号を付けて敬宮(としのみや)愛子さまと呼ばれるが、秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまや二女佳子さまは「〇宮」とは呼ばない。今回誕生したお子さまにも称号はつかない。
結局、お子さまは、皇室の男子の名前の慣例である、下に「仁(ひと)」の字が付く漢字2文字の可能性が高く、正式には「秋篠宮○仁親王殿下」となる。「仁」は、源頼朝や足利尊氏ら源氏の祖先にあたる清和天皇(在位858〜876年)の名前「惟仁」が始まり。「有徳の人」などの意味があり、ふさわしいとのいわれがあるという。
■宮家の子どもは当主が…
では、皇族の名前はどのようにして決まるのか。戦前は、旧皇室親族令などで手続きが定められ、天皇と皇太子の子どもは天皇が、宮家の子どもは当主が、命名する決まりだった。それが戦後も踏襲されている。
慣例通りなら、今回のお子さまの名前は秋篠宮さまが決める。91年に誕生した眞子さまの時は、「ひらめき」で字を決めたという。ただ、天皇陛下は01年12月に会見で「秋篠宮の時も相談を受けました」と述べており、実際は、天皇陛下の意見も反映されたものであることを示唆している。
お子さまは、現行の皇室典範では、皇太子さま、秋篠宮さまに次いで3番目の皇位継承者でもあるだけに、宮内庁のある幹部は「今回も天皇、皇后両陛下にご相談されるのでは」と想像する。
「○仁」とたった1文字だけだが、過去の天皇や最近の皇族の名前と重ならないよう選択される。その文字は、12日午前、秋篠宮妃紀子さまがお子さまとともに入院している愛育病院(東京都港区)での「命名の儀」の開始とともに公表される。
<明治以降の天皇と男性皇族の名前>
名前 称号
睦仁(むつひと) 祐宮(さちのみや) 明治天皇
稚瑞照彦尊(わかみづてるひこのみこと) 大正天皇の兄
敬仁(ゆきひと) 建宮(たけのみや) 大正天皇の兄
嘉仁(よしひと) 明宮(はるのみや) 大正天皇
〓仁(みちひと) 昭宮(あきのみや) 大正天皇の弟
輝仁(てるひと) 満宮(みつのみや) 大正天皇の弟
裕仁(ひろひと) 迪宮(みちのみや) 昭和天皇
雍仁(やすひと) 淳宮(あつのみや) 秩父宮
宣仁(のぶひと) 光宮(てるのみや) 高松宮
崇仁(たかひと) 澄宮(すみのみや) 三笠宮さま
明仁(あきひと) 継宮(つぐのみや) 天皇陛下
正仁(まさひと) 義宮(よしのみや) 常陸宮さま
寛仁(ともひと) 三笠宮さまの長男
宜仁(よしひと) 桂宮さま
憲仁(のりひと) 高円宮
徳仁(なるひと) 浩宮(ひろのみや) 皇太子さま
文仁(ふみひと) 礼宮(あやのみや) 秋篠宮さま
※旧宮家と戦前に廃絶した宮家は除く
※「稚瑞照彦尊」のように明治初期には、古事記や日本書紀にのっとり命名されたケースもある
2006年09月09日15時35分