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(回答先: 暗い話ばかり流れる宇多田ヒカルの周辺 [ゲンダイ] 投稿者 white 日時 2006 年 7 月 30 日 10:31:34)
□東芝EMI関連会社社長、無念の自殺…そのワケ [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_07/g2006072710.html
東芝EMI関連会社社長、無念の自殺…そのワケ
ビートルズから宇多田ヒカルまで、多くの大物アーティストを抱える老舗レコード会社、東芝EMI(東京都港区)で、長らくレコード、CDジャケットのデザインを手がけてきた関連会社の社長(51)が自殺した。原因は明らかになっていないが、同僚や親しい関係者らは、「6月末に行われた大リストラと無関係とは、とても思えない」と、無念の死を悼んでいる。
関係者によると、この社長は、今月16日都内の自宅で、自ら命を絶ったという。
美術系の大学を卒業後、東芝EMIに入社。以来、レコード、CDジャケットなど、デザイン部門一筋に歩み、「ほとんどのアーティストが世話になった根っからのクリエーターだった」(同社OB)。
その後、デザイン部門が「東芝EMIデザインオフィス」として分社化されると、出向扱いのまま社長に就任していた。
東芝EMIでは、英EMIグループの方針で、経営のスリム化を図るため今年6月末、全社員520人のうち、200人近くを早期退職支援制度などにより削減する大規模なリストラを実施。
また、自社ビル2棟とその土地(約1700平方メートル)なども売却した。
亡くなった社長は、こうした中、社員のリストラを命じられ、親しい人には、「仲間を切るのはつらい」「もう、こんな役は降りたい」ともらしていたという。
さらに、人員削減が一段落すると、こんどは、本社から関連会社の営業権の譲渡先を見つけるよう指示されていた。
密葬の後、今月22日、親しい人による「しのぶ会」が営まれた。約70人が悲しみにくれたが、参列者のひとりが、険しい表情で語る。
「社内でも、訃報は伝えられたが、自殺は知らなかった。親族は、葬儀の際の弔電さえ拒否したと聞いている」
付き合いがあった制作部門のスタッフが語る。
「新譜のジャケットやパンフレットについて打ち合わせをする約束だった。今、思うと、無理して元気に見せていた。リストラは、される側ばかりが注目されがちだが、命じる方も相当なつらさがあったのだろう」
東芝EMIの広報担当者は、「残念でならない。故人のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に心からお悔やみを申し上げたい」としている。
東芝EMIは、東芝の音楽ソフト部門が分離独立し、昭和35年に設立。48年から英EMIグループが資本参加。現在の出資比率は、英EMIが55%、残り45%が東芝。昨年12月には、CDなどの製造工場を分割・売却した。所属アーティストには、矢沢永吉、松任谷由実らがいる。
売上高は、宇多田ヒカルのアルバムが850万枚以上売れた平成11年度に、約784億円(業界紙調べ)に達したが、ここ数年は、ビッグヒットに恵まれていない。だが、「クラシックCDなど売れるコンテンツはある。音楽不況のなか、いかに財務体質の改善が必要とはいえ、これほど急激なリストラは、やりすぎ」(同社社員)という声も。
ZAKZAK 2006/07/27