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□サッチーが語る亀田の魅力 カリスマ誕生 [日刊スポーツ]
http://topics.sports.livedoor.com/article/detail-3641212.html
サッチーが語る亀田の魅力 カリスマ誕生
今、なぜ亀田ブームなのか。あのサッチーが鋭く読み解いた。楽天野村克也監督夫人の沙知代さん(74)が19日、WBA世界ライトフライ級2位の亀田興毅(19=協栄)と家族の魅力について語った。1年以上も前から兄弟の試合をリングサイドから観戦。リング内外から一家を見てきたサッチーは、現代社会で失われつつある親子のきずなが人気の根底にあると指摘した。
◆出会い スポーツ選手の子供を持つ父親が共演したテレビ番組がきっかけ。呼ばれたのはウチの主人、亀田くんのお父さん、横峯さくらさんのお父さん、アニマル浜口さんの4人。陰で興毅くんと浜口京子ちゃんと隠れていて、私たちは「かわいそう」と(娘から敬遠される)さくらのお父さんを同情しながら話していたの。それから親しくなって、直後の昨年6月20日の試合から見に行くようになったのね。大毅くんの試合を含めて全部見ている。ボクシングは(日本人初の世界王者)白井義男さんの時代から好きで、後楽園に行って見ていました。
◆魅力 現代の若者には珍しく勇気、冒険、好奇心を持っている。夢追う姿。そして、最も日本人が失いつつある親孝行の心がある。東洋太平洋のタイトルマッチに勝った時「おやじは喜ばないから」と言って、ベルトを巻かなかった。最初は「格好つけんじゃないよ」と思ったわよ。普通は喜んでしまう。だけどお父さんには、世界王者に育てたいという思いがある。だから喜ばない。子が親を思うというのはすごいなア。現代は子供が親を簡単に殺す時代です。共通の目的を持てる親子というのは、みんなあこがれる。つまり理想の家族のきずなだと思います。それが高い視聴率につながっているのでは…。
◆素顔 あの言い方に「生意気な野郎だ」と思う人もいる。でもあの発言で自分を駆り立て、高揚していると思う。何ラウンドで、何分で倒すとか予告することで、自分を盛り上げているわけね。言ったことができなければ恥じゃないですか。だから彼は恥というものを心得ている。予告通りにいかなかったときに「予告と全然違うじゃない」と言ったこともあるわよ。でも人の言うことをいちいち気にしないの。
主人と横浜で試合を観戦した後に、買い物をしていたら本人(興毅)から電話が入ったの。「今日はありがとうございました」って。会場では報道陣がたくさんいたから「よく頑張ったね」とだけ言って帰ったんだけど…。そういうところがきっちりしているのよ。代わった主人も喜んでいた。父親が礼儀もしっかりと教えているんでしょうね。
◆顔 落語に出てくる長屋のあんちゃんみたいで、親しみやすいじゃない。ほらも吹くけど目的も達成している。みんながやりたくても、やれないことをしている。そこにあこがれるんじゃないの。あれで(K−1の)魔裟斗みたいなイケメンだと好き嫌いがある。万人向けだからいい。他人がひがまない。
◆父親 あのお父さんが偉かったと思うのは職業の選択をしてあげたということ。選択権は子供にあるかもしれない。でもある程度の道しるべは親がつくってあげないといけないものよ。「好きなことをやりなさい」と優しいことを言っていたら、子供はどこへ行くか分からない。あのお父さんは善悪はきっちり教えていると思う。最近、極めて珍しい親子関係ですよ。でも誰しもがまねできるものではない。世界王座を取った後は、お父さんに気に入られるお嫁さんをもらうこと。それが親孝行ね。お嫁さんも大変だろうけどね。なぜならば嫁とは他人が生んだ身内になる。その嫁があの生活の中に入るんだから、頭の良いうちの嫁みたいな子を探さないとね。
2006年07月20日 09時57分