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(回答先: 現役最後の大舞台で「切れた」 ジダン、退場 [朝日新聞/共同] 投稿者 white 日時 2006 年 7 月 10 日 09:59:02)
□結末見届けず、ピッチを去ったジダン 表彰式に姿なく [朝日新聞]
http://www.asahi.com/sports/update/0710/105.html
結末見届けず、ピッチを去ったジダン 表彰式に姿なく
2006年07月10日11時48分
W杯ドイツ大会決勝で、フランスのMFジネディーヌ・ジダン(34)は退場処分を受け、現役最後の試合を終えた。相手に頭突きを食らわせるという許されない行為。PK戦の末、イタリアに敗れ、98年大会に続く、2度目の制覇はならなかった。時々、顔をのぞかせる悪癖が最後の舞台でも飛び出し、後味の悪い花道となった。
延長後半5分、イタリアのDFマテラッツィに何かを言われたジダンは、険しい表情できびすを返し、胸に頭突きを食らわせた。倒れ込むマテラッツィ。主審は離れた場所にいたが、副審や第4審判が見逃さなかった。
主審にレッドカードを突きつけられたジダンは、黄金のトロフィーの横を通り過ぎ、控室へ消えていった。表彰式にも姿を見せなかった。
フランスのドメネク監督は「マテラッツィが何を言ったかは知らない。ジダンはずっと我慢していたが、審判は何もしなかった。彼がこんな形でキャリアを終えるのを見るのは悲しい」と語った。
今年4月、W杯を最後に現役を引退することを発表した。「この2年間にやってきたことに少しも満足できない。もう一度W杯で優勝したいと思う気持ちがすごく強い。すべてを出し切るつもり」。最後の試合はベルリンでの決勝だと言い切り、実現させた。
当初、フランスはチーム内に問題を抱えていた。ジダンはW杯の直前、「いい選手がそろっているが、団結していた98年大会の優勝チームのような精神に欠ける」と言って引き締めた。主将を中心にチームはまとまり、チームメートは「ジダンのために」と話すようになった。
この日は前半7分にPKを決め、代表通算31ゴールとなった。同点に追いつかれて延長戦に入ると、右クロスを頭で合わせ、惜しいシーンもあった。しかし、悪夢の退場劇。「試合の主導権を握っていたときに10人になった。あれがターニングポイントだった」とドメネク監督は語った。
ジダンは98年W杯でもサウジアラビアの選手を踏みつけ、2試合の出場停止処分を受けている。
W杯と欧州選手権をともに制し、世界最優秀選手と欧州最優秀選手に計4度選ばれたスター。栄光に彩られた選手生活は、失意に満ちた終わりを迎えた。