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□サッカーで日独橋渡し 無名の“海外組”が奮闘 [共同通信]
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060708&a=20060708-00000031-kyodo-spo
サッカーで日独橋渡し 無名の“海外組”が奮闘
2006年7月8日(土) 6時33分 共同通信
1カ月にわたりワールドカップ(W杯)の熱気に包まれたドイツで、訪れる日本人の世話に駆け回ったサッカー選手がいた。旅行会社に勤めながら、ドイツ4部リーグの「EGCビルゲス」でプレーする土屋慶太(つちや・けいた)さん(27)。「W杯後もドイツと日本の橋渡し役になりたい」と無名の“海外組”は夢見る。
土屋さんは静岡市出身。クラブチームでプレーしていた信州大(長野県)在学中、Jリーグの入団テストを受けたが不合格。それでも「サッカー選手になりたい」と夢を追い、卒業後、ドイツの選手育成プロジェクトに応募、合格した。
2001年に海を渡り、ドイツのアマチュアの4、5部リーグやチェコのプロ2部リーグで経験を積んだ。全国に大小2万以上のクラブがある伝統国ドイツに「サッカーが地域に根付き、施設が日本と全然違う」と驚く。アマチュアチームでも自前のグラウンドがあり、選手は数万円の月給をもらえる。地元ファンも多く、町中で「頑張れ」と声が掛かる。
「日本は高校や大学の実績がないと選手になれないが、ドイツは実力があれば認められる。できるだけ長くこの国でプレーしたい」。今年3月、日本人が経営するドイツの旅行会社に就職。W杯は初の大仕事だった。
これから、日本の遠征チームやサッカー留学生の世話をしながら、夜と週末はビルゲスでボールを追う「二足のわらじ」の生活が待っている。ドイツサッカーの奥深さを知った土屋さんは「日本の選手も若いうちにこの文化を感じてほしい」と願っている。(共同=山脇絵里子)
[ 7月8日 6時33分 更新 ]