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□目を引いた組織的守備 厚い中盤が今大会の特徴 [共同通信]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060708-00000040-kyodo-spo
目を引いた組織的守備 厚い中盤が今大会の特徴
4年に1度のW杯は最先端の戦術を披露する舞台でもある。今大会の特徴を探ってみると−。
次期21歳以下日本代表監督の反町康治氏は「攻撃的志向への変化で、大会前は有能なアタッカーがDFを圧倒する時代が来ると思ったが、全くその逆だった」と語る。準決勝まで1試合平均得点は2・2点台と極めて低く、勝ち上がってきたチームは組織化された守備戦術が目を引いた。
準決勝を戦った4チームを見ると、イタリアとフランス、ポルトガルがワントップで中盤を厚くした4−5−1のシステムを採用。開催国ドイツだけが2トップの4−4−2だった。ワントップで中盤を厚くするのは、スペースを与えず、手堅く戦いながら打開を図っていく狙いが見える。
欧州で近年流行している攻撃型システムは4−3−3。欧州王者バルセロナ(スペイン)やチェルシー(イングランド)なども採用しており、今大会はオランダやスペインなどが3トップを採用した。ポルトガルは2列目の左右にウイングタイプのロナルドとフィーゴを配置。フランスもジダンの左右に突破力のあるリベリ、マルダが構えるワントップだが、考え方は3トップに近い。
さらに反町氏は「司令塔がトップ下でなく、パスを自在に配球できる下がり目の選手になっている」と指摘し、ピルロ(イタリア)を代表例に挙げた。元日本代表コーチの小野剛氏は「3トップでも前線から守備をしないと通用しない時代」と分析。やはり4バックの前で構える中盤の底に、1人で攻守2役をこなせるフリンクス(ドイツ)のような有能選手の必要性を指摘した。強固に築いた相手の守備を突き破るには前線だけでなく、中盤の選手に打開力が求められている。(共同)
(共同通信) - 7月8日8時16分更新