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□豊胸手術 そんなに儲かるのか [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2155518/detail
豊胸手術 そんなに儲かるのか
娘の誘拐事件で話題になった“年収12億円”の整形外科医・池田優子さん(47)は「豊胸手術のカリスマ」。予約は数カ月先までいっぱいで、1カ月にこなす手術は100件以上、1件120万円というが、そうまでして胸を大きくしたい女性が増えているのか。
ある整形外科医がこっそり明かす。
「20代、30代の女性が大半ですが、最近は40代以上も目立つ。Aカップに悩める女性は今も昔も変わりませんが、ここ数年は“おしゃれ豊胸”が増えてきた。Cカップなら十分と思うでしょうが、『EかFカップになりたい』と言うんです。若い女性は『水着姿をかっこよく見せたい』とか『巨乳好きの彼氏に振られたから』などと、はた目には切実感がない。『就職の面接で少しでもよく見られたい』という女子学生もいました」
これが40代以上になると、「出産と育児で垂れて崩れた胸を元通りにしたい」んだとか。こんな30代女性もいる。
「イマドキの女のコって細いくせに胸だけ大きいじゃないですか。それに夏になってキャミソールを着たときも、胸が大きい方がサマになる。若いコには負けたくありません」(証券・34歳)
実際、ある下着会社の調査によると、96年には女性の1割だったDカップが、04年には2倍増。平均もCカップに近づきつつある。年齢が上になるほどコンプレックスを感じる女性が多いというわけ。美容整形事情に詳しいライターの倉田真澄氏がこう言う。
「今の女性は服装もメークも髪形も、皆が皆、平均点以上を取れるようになった。カラダでしか差がつけにくくなってきたこともあるし、いくつになっても“女”を捨てなくなった。女性にとって豊胸手術は、男性のカツラのようなものです。それにアダルトビデオの影響もある。男性が『カップ』で女性を見るのが当たり前になった。EよりもFカップなんて価値観が広がったのは、AVが登場してからです」
豊胸手術は自由診療だから、料金は言い値。相場は60万〜70万円らしいから、優子センセイのはやや高い。それでも大きくしたい女心だ。
【2006年6月30日掲載】
2006年07月03日10時00分