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http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-331.html から転載。
酔醒漫録
有田芳生さんの「酔醒漫録」が、6月末をもって閉鎖するそうだ。
5月31日分に書いてあるのをさっき知った。
きっかけは木村久夫さんの取材でシンガポールへ行ったとき、書き始めたエッセイだという。高校生の自分といまの自分の対話の中で「ここで少し立ち止まろうと思った」そうである。
これは小松左京の「哲学者の小径」の主人公のような心境なのだろうか?
あるいは、高校生の芳生さんの心境なのだろうか?
時々、見に行っていた者としては少し寂しい気もするが、新たな気持ちでがんばってほしい。
----(引用開始)----
悪意や監視のため、ここに訪れた方々にも「ありがとうございました」と皮肉ではなくお伝えする。反感も多かっただろうが、いささかでも参考になることがあればそれでよし。
----(引用終了)----
と書き綴っていたが、正直参考にはなった。
不幸にして日本共産党との関係はうまくいかなかったが、そのときの体験は立場を変えれば、同情すべき部分もなくはなかった。
ただ、人間関係(つきつめれば組織との関係もそうだと思うが)は、自分の理想のために絶対に譲れない部分と、そのために譲っていい部分との使い分けを間違うと、次々と狂ってしまうんだということを感じた。いいかえれば自発的に組織に入った者が守るルールと、自分の判断のどちらを優先させるかという問題かも知れない。
それを『上田耕一郎という「私の大学」』 を読んで思った。
これからは木村久夫さんのことを世に問うために、がんばってほしいと思う。
その本は、ぜひ読ませてもらいたいと思っている。
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この方の芳生(よしふ)という名前を見る度に、子が誕生したときの親の思い、社会の変遷など、複雑な思いが去来する。小生の友人知人にも、子どもに拓人(たくと)とか顕一(けんいち)などの名をつけた方がいる。この方が編集した「日本共産党への手紙」は小生の本棚にいまも立ててある。