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:「死者との交換」を問う
http://www.asyura2.com/0601/lunchbreak7/msg/490.html
投稿者 吉見侑子 日時 2006 年 8 月 30 日 07:56:44: afKCtKEyD7HMA
 


迷惑メールは本当にたいへん
捨てていたら、この表題が目眼@^^にとまりました

すこし引っかかるので、昼休みに転送紹介しておこうかな、、
なにぃ-これ〜と不快に感じた所でゴミ箱にいれていただくとして
。  。  。  。  。

[情報の提供者に対する先入観を破壊しないと
真実を見落とす危険性がある、と常に戒めてはいるものの
しかし、身に付けた先入観は破るに難しである ぅ〜ん?!
この社会、本物はそれを守りつづける為の戦いがあり
本物とは最も遠い姿形で存在している可能性は
十分にありますね
・・・・・・・・ まぁ、当然の結果なんでしょうけど、、、、       ]


この社会には希有(精神)の側の、成長めざましい人物でしょうか?
最近メルマガに発展しているようです。
----線以下、転送紹介です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[chance-forum:22963] セミナー:「死者との交換」を問う


第一回はプラトンの哲学についてですが、リクエストに応じて、古今東西のありとあ
らゆる種類のテキストを硬軟問わず取り上げていきたいと思っています。(哲学や精
神分析から社会学、社会思想、経済、ジャーナリズムに至るまで、幅広く取り上げる
予定です。)

例えば今日、小泉純一郎首相の靖国神社参拝がありました。このことについて、持続
的且つ批判的に検討を続ける、という作業も必要かもしれません。高橋哲哉の『靖国
問題』(ちくま新書)、小泉義之『弔いの哲学』(河出書房新社)を基本書籍に、プ
ラトンからスピノザ、カント、ベルクソンにいたる魂の不死についての思考の歴史を
批判的に辿り、現在の私達が拠って立つべき思想の場所を探求する、といったことも
していきたいと思っています。

それを、『セミナー:「死者との交換」を問う』というかたちでやっていきたいです。
人類は古代から現在に至るまで、何らかのかたちで死者と関係を持ってきたわけです
が、死者との関係の持ち方が、例えば宗教というあり方、例えばナショナリズムとい
うあり方として現われ、人々の社会生活をさまざまな仕方で方向づけてきた、と考え
ています。

http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-August/008319.html
http://blog.livedoor.jp/no2yasukuni/

上記で表明されているような靖国神社への政治的批判は、死者の「追悼」を国家権力
が簒奪し、生死を差別化・選別し、民衆支配のために利用している、という主旨だと
理解していますが、私の理解が正しいとすれば、私はそれに賛成です。そのうえで、
政治や社会運動としてとともに、思考の問題としても改めてそれを問う、ということ
をしたいと思っています。

なお、私は、「死者との交換」を主題にしたエッセイを書き、公表したことがありま
す。(2003年8月13日)

http://www.eris.ais.ne.jp/~fralippo/demo/voice/STT030817_shaheed/index.html
http://sapporo.cool.ne.jp/hommelets/shaheed001.html

当時と今では、考え方や立場性に隔たりがあります。現在は死者との交換(交通)と
いうことより「生」の肯定を強調する立場です。柄谷行人によれば、キルケゴールは
「死者は狡猾である」と述べたと言います。何故なら、私達生きている者らは変化す
るけれども、死者は変わらず、変わらぬまま私達の変化を規制するからです。しかし
本当のことを言えば、「狡猾」なのは、死者を利用する者達のほうではないでしょう
か。死者を利用して自らの支配権力の強化を図る「狡猾」な者達に警戒し、批判的で
闘争的な分析を差し向けることで、かれらに集団的且つ草の根的にに対抗していく必
要があるのではないでしょうか。哲学、或いは哲学「批判」としての思考学の課題と
は、そうした政治的な抵抗の可能性を創出することにこそあります。それは猛烈な戦
争国家化への抵抗でもあります。平たく言えば、私達は自分達の置かれている状況を
客観的に認識し、主体的な変革の可能性を探ることで、少しずつ自由になれるのでは
ないでしょうか。「考える」ということを自らの手に取り戻す第一歩として、「思索
の広場」を開いていきたいです。

以下は、メールマガジンからの抜粋です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■DIY思考学の試み:第1回思索の広場

情報や広告は世に溢れていますが、「思考」が生じるのは極めて稀なことです。「思
考」は本質的に稀少なものなのです。私達は、出来事としての「思考」を生じさせる
ために、長い時間を掛けなければならないし、出自や背景の異なる複数の人間達によ
って創造のための活動に取り組まなければなりません。

私達は、哲学から社会学、文学から精神分析、経済学、エコロジー、社会思想、女性
学、クィア思想、科学論、ジャーナリズム等々多様な領域の言説を批判的に読み・摂
取し、少しずつ学んでいきたいと思っています。「DIY思考学の試み」は、数十年単
位のプロジェクトです。オンラインとオフラインでセミナー(読書会)を継続し、齟
齬や不一致を含み込んだ実りある対話を行うべく試みを続けます。一例を挙げると、
プラトンにおいて、「悪法も法である」という提起がなされていますが、本当にそう
なのかといったことを吟味する、ロックやスピノザの社会思想において女性蔑視・差
別的な言説が展開されているけれども、それの背景は何かといったことを探求する、
ア・プリオリな「社会契約」という概念の擬制性とそれに対するプルードンの批判の
意義を考察する、カントやヘーゲルの人倫に関する考察で男女の結婚というものに付
与されている卓越した価値について分析する、フロイトの精神分析理論が女性性につ
いて言っていることは果たして経験的にみて本当なのかどうかといったことを皆で考
える、等々といったことが挙げられます。

権威ある古典だけではなく、時事的なものも読みたいし、原典を読むとともに、専門
家による解説書、さらには全く無名の人や素人が書いたテキストなども参照していき
たいです。私達はデカルトからヘーゲルにいたるような、哲学者個人が知識の総体を
百科全書的に把握するといったことが可能な時代にはいません。「完璧な」知識(全
く欠けるところのない総体的な知識)といったものは不可能だと思います。しかしだ
からといって、相対主義やニヒリズムに陥る必要もないと思います。謙虚に可能なこ
とをしていけばいいだけだと考えます。私達が提起しているのは、NAMが崩壊前・崩
壊後に提起した幾つかのプロジェクト(例えば、ホールアースカタログに範を取り対
抗的な現代版百科全書の構築を目指した「RAMカタログプロジェクト」や、実践的な
学びを志向した「obnプロジェクト」など)の自己批判的な再開であり、継続なので
す。

とても地味ですが、私は「思考」しようという試みが政治闘争や社会運動に繋がると
看做しています。DIY思考学は、ラディカルで実践的な、且つ長期持続的であるよう
な企てです。それは根本的に平等志向であり、対抗的であって、人々の潜在的な特異
性の解放を目指すものです。このプロジェクトは全ての子ども、学生、労働者、活動
家、引退者、障害者、老人等々多数多様な人々に開かれています。このプロジェクト
を貫くのは友愛と歓待の精神であって、理由のない排除はしません。

「思考学」という言葉については、ドゥルーズ=ガタリ『千のプラトー』p.430以下
を参照してください。なお最初に私の先入見というか偏見について言及しておけば、
私はドゥルーズやガタリの著作を主に読んできた者ですので、かれらの思想に影響さ
れている面はあるかもしれませんが、しかし、かれらの思想を真理であると独断的に
前提しはしないつもりです。DIYと銘打っているように、出来合いの思想を受容する
のではなく、「思考」を創造するのが目的ですから、何であれ独断的な態度や思い込
みは排されるべきです。

「たしかに、すべて高貴なものは稀であるとともに困難である。」(スピノザ『エチ
カ』の結びの言葉)

●オンラインのセミナーは、常時以下で開催します。(参加・退出自由、無料)

ML:私が管理しているオープンな「meta」。
http://groups.yahoo.co.jp/group/meta21/

掲示板:私が管理している「nutty queer associationist」掲示板。
http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1083659/bbs_plain

SNS:オープン参加の「Queer Linda SNS」。
http://nanoty.jp/linda/home.asp

●オフラインのセミナーは、船橋の芸音ホールや早稲田のあかねで行います。

8/18(金)19:00-21:00 篠沢令夫『プラトンの哲学』(岩波新書)読書会 芸音ホ
ールにて開催

以降、第1・3金曜日の19:00-21:00に芸音ホールにて開催。参加費500円。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■演奏・講演・執筆・分析の依頼を受け付けています。

nutty queer associationist、スキゾ分析家、エコゾッフ、思考学者、元気なヘンタ
イのリンダちゃん@あかね&芸音ホール(ふしぎ屋本舗)が皆様のリクエストにお答え
します! お話し療法talking cureから子ども相手の遊び、老人とのお付き合いにい
たるまで、幅広く活動しています。

反戦・平和運動、性的少数者運動、「精神病」者運動、哲学・倫理・思考学、分析、
文学、プレカリアート(貧困)問題、批判的・対抗的百科全書運動、自然・社会・精
神のエコロジー、ピアノ演奏(歌謡曲、ジャズ・ポピュラー)等々横断的な複数領域
に関わり、価値の多様化・豊富化を目指しています。


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