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□ライブドア事件・堀江以外にも実刑なのはなぜか。 [nikaidou.com]
http://www.nikaidou.com/2007/03/post_72.html
2007年03月23日 11:03
■ ライブドア事件・堀江以外にも実刑なのはなぜか。
題名の件だが、なぜそうなったかを深く考えている人は少なそうだ。ライブドア関係の判決は、「堀江は実刑、他の人間は認めたから執行猶予」と考えられていた。私もそう考えていたのだが、判決を見れば宮内も実刑。しかし、その理由はよく考えればとても納得できる。
ライブドア事件の堀江以外の関係者、特に宮内などのキーマンを地裁レベルで執行猶予にしてしまえば、宮内などは控訴しないので刑が確定する。しかし、堀江は地裁レベルで実刑。控訴審(東京高裁)でも無罪を主張し続けるわけだ。
すると、何が起こるか。刑事訴訟法の原則には、憲法39条からの「一事不再理」という考え方があり、一度決まった罪については二度と裁けない。それを悪用され、堀江が宮内を買収すれば、何が起こるか。
最終的には自分の執行猶予を検察と握っている宮内だが、宮内の執行猶予が確定すれば、「証言を翻して堀江側につく」という可能性があるのだ。
すると宮内が偽証になると思う人もいるだろうが、偽証になるならないは、勘違いしていた、検察官に脅されたなどといくらでもいい訳をつけられる。宮内が堀江関係の証言を翻せば、控訴審(東京高裁)での堀江の執行猶予の可能性はかなり高まってくる。無罪はないだろうが。
執行猶予なんてのは無罪と一緒なので、それは社会的にあれだけ悪影響を与えた人間への制裁という面で考えると非常によろしくない。堀江に実刑をつけるためには、宮内らが堀江に買収されたり寝返ったりしないよう、他の関係者も地裁レベルでは実刑を打っておいて、それこそ偽証で堀江に有利な証言をしないようにもって行く必要があるのだ。
よって、宮内は実刑なのだ。そうすれば宮内は控訴せざるを得ない。控訴審も堀江のほうが先に判決となるだろう。 執行猶予になった何人かが仮に堀江側に寝返ったとしても、宮内が寝返らない限り証言が食い違うわけだから、裁判官の心証は悪くなるだけなので問題はない。
うまくやったもんだ。法曹界というのもなかなかやるじゃないか、と思う今日この頃だ。
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