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(回答先: 堀江被告に懲役2年６月の実刑判決・東京地裁 投稿者 化け猫 日時 2007 年 3 月 16 日 10:29:00)
□ライブドア事件 堀江判決・異例のスピード判決 [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070316-00000039-san-soci
ライブドア事件 堀江判決・異例のスピード判決
3月16日16時32分配信 産経新聞
ライブドア（ＬＤ）事件は、大型経済事件としては初めて公判前整理手続きが適用され、初公判から約半年で判決が出された。「通常なら２年はかかる」（関係者）とされた事件だけに、同手続きが迅速審理に有効な手段であることが改めて証明された。
公判前整理手続きは、裁判員制度の導入をにらみ、平成１７年１１月の改正刑事訴訟法施行で導入された。裁判官、検察官、弁護人が初公判前に非公開で協議し、証拠や争点を絞り込んで審理計画を立てる。
公判前整理手続きが適用された堀江貴文被告公判の開廷数は、１８年９月４日の初公判から判決まで計２８回。審理は週２、３回のペースで進み、半年で判決を迎えた。
政治資金規正法違反に問われた村岡兼造被告（７５）＝東京高裁で控訴審中＝の１審での開廷数は、堀江被告と同じ２８回。しかし、こちらは公判前整理手続きの制度開始前だったため、１６年１２月の初公判から１８年３月の判決まで約１年３カ月を要した。
否認を続けた堀江被告が初公判前に保釈を認められたのも、公判前手続き適用の効果だ。通常、否認の場合は初公判前の保釈は認められず「人質司法」との批判もある。東京地裁は保釈の検討に際し、公判前整理手続きが始まったことを踏まえ「証拠隠滅の恐れがなくなった」と判断した。
一方で、公判が過密日程になり、証人への負担が大きい点が課題として浮上した。１５日間で５回、証人出廷した宮内亮治被告が「疲れて記憶がごちゃ混ぜになり思いだせない」と証言する場面もあった。
■「うそ発表」民事にも影響
堀江貴文被告は、３５００人を超える個人株主らから「うその発表によって投資判断を間違わされた」などとして、約３００億円の損害賠償請求訴訟を起こされている。堀江被告は民事でも刑事裁判と同じく「事件は検察が作り上げたうそ」などと主張しており、今回の判決は民事訴訟にも大きな影響を与えるとみられる。
個人株主の集団訴訟で最大なのは、約３２００人が計約１８７億円の賠償を求めている訴訟。この訴訟の代理人「ライブドア株主被害弁護団」の米川長平弁護士によると、堀江被告は賠償責任を全否定。刑事裁判では起訴事実を認めている宮内亮治被告も、「投資事業組合の実体について明らかにしてほしい」と求め、認否を留保している。
弁護団は判決後に刑事裁判の記録を証拠として提出する予定だ。米川弁護士は「民事上の責任を明確にして、被害回復に努めていく」としている。
◇
■ケイビー事件も懲役８年の判決
小坂敏幸裁判長（５１）は、和歌山出身。昭和５６年４月に任官し、大阪、東京両地裁判事などを経て、平成１０年４月に司法研修所教官。１６年５月から東京地裁部総括判事。１８年１月には、同地裁で初めて「期日間整理手続き」を適用し、強盗殺人罪に問われた男の審理を３回で結審して、求刑通り無期懲役を言い渡した。１６年１０月には、冷凍食品会社「ケイビー」の巨額粉飾決算事件で、証券取引法と詐欺の罪に問われた同社元会長を懲役８年とした。
◇
≪犯罪事実≫
（１）偽計・風説の流布 堀江貴文被告は宮内亮治被告らと共謀し、ライブドアマーケティング（ＬＤＭ）の株価を上げて売却することを計画。平成１６年１０〜１１月、投資事業組合で買収済みだった出版社を過大評価して株式交換で子会社化するとの虚偽情報を公表した上、ＬＤＭ株の１００分割を発表するなどした。
（２）有価証券報告書の虚偽記載 堀江被告は宮内ら６被告と共謀し、１６年９月期連結決算で自社株売却益３７億円や架空売り上げの１５億円を計上。約３億円の経常赤字を５０億円の黒字に粉飾した有価証券報告書を関東財務局に提出した。
最終更新:3月16日16時32分
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