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□「3月判決」ホリエモンに人生を翻弄された人たちは「今」 [読売ウイークリー]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070213-01-0202.html
2007年2月13日
「3月判決」ホリエモンに人生を翻弄された人たちは「今」
世間を揺るがせたライブドア事件で、証券取引法違反に問われた堀江貴文被告らへの判決が3月半ばから東京地裁で相次いで下されるが、同被告と因縁のある人たちは今、何をしているのだろうか。
ライブドアの元幹部や乙部さんなどが新たな人生を歩き出したのに対し、「偽メール問題」で民主党を大混乱に陥れた永田寿康前衆院議員は、表舞台から姿を消したままでいる。
偽メールには、堀江被告と自民党・武部勤元幹事長の不適切な関係をにおわせる内容が書かれていた。それを信じて永田前議員は自民党を攻撃したが、逆に自分が泣きをみることになった。結局、前原誠司・前代表など党執行部は混乱の責任を取って辞任。当の永田前議員自身は衆院議員を辞職し、党からは6か月の党員資格停止処分を受けた。
昨年9月1日で、その処分は解けたが、地元の千葉では、永田前議員は、もはや過去の人になっているようだ。民主党千葉県連に党籍の確認をすると、登録が解除になっており、現在は党とは関係ないと、つれない返答だった。
「今も主婦層に根強い人気があり、カムバックを望む声もありますが、党内では完全に『失われた人』状態です。政治家として出直すのは難しいでしょう」と、地元の支援者は話す。
この支援者によれば、昨年の議員辞職後、一度、永田前議員は謝罪のあいさつに訪れたが、以来、連絡は途絶えており、選挙区だった八千代市にも現在は住んでいない様子だという。
正月には年賀状が届いたが、迷惑をかけたことへのおわびの言葉こそ書かれていたが、再挑戦の意向をうかがわせる言葉などはなかったという。
ライブドアショックは、投資家たちにも多大な影響を与えた。刑事裁判が進む一方、ライブドア株やライブドアマーケティング(現メディアイノベーション)株の下落で損をした株主によって、ライブドアや関係者に損害賠償を求める民事訴訟が相次いで起こされている。なかには、原告総数が3244人に上る大規模な集団訴訟もあるほどだ。
「元来、日本人は裁判を嫌がる傾向にあります。にもかかわらず、短期間でこれだけの人数が集まったということは、それだけ一人ひとりの怒りが大きいからなのでしょう」と、この集団訴訟の弁護団長を務める米川長平弁護士は話す。
原告の平均年齢は53歳。50歳代が744人、60歳代が886人、70歳代以上が370人と、実際、年配者が多くを占めている。生活資金や老後資金などを増やすために投資し、痛手をこうむった人が少なくないのだ。弁護団には、そうした人たちから悲痛な声が寄せられている。
病気で長く通院している娘のために、親として少しでもお金を残しておきたいと思い、ライブドア株を購入したという夫84歳、妻77歳の老夫婦もいる。購入時期は、堀江被告が衆院選に出馬したころ。
「国を挙げてホリエモンを応援していた時でしたので、まさか粉飾決算をして、見せかけが良いだけの会社とは思わず、だまされて買ってしまいました」と訴えている。
弁護団では、ライブドアなど3法人と、堀江被告以下の幹部や監査法人の社員など23人に対し、弁護士費用を含め総額約187億円の賠償を求めている。
「事の真相を見抜ければ、有罪判決となるはず」として、弁護団は、堀江被告らの有罪は当然という前提で動いている。
堀江被告は3月16日、宮内被告ら幹部は同22日、法人としてのライブドアや会計士などは同23日に、それぞれ東京地裁で判決が下される。
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