★阿修羅♪ > ホリエモン・ライブドア事件とその裏2 > 268.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
司法ジャーナル
http://www.shihoujournal.co.jp/
より
http://www.shihoujournal.co.jp/colum/070129_1.html
2007年01月29日号【ここが問題】
堀江貴文被告と村上正邦被告、2人の最終弁論、最終陳述は無罪主張の立て方が似ているが、小坂裁判長らが堀江被告に無罪判決を出す見込みはない
●帝人事件を引き合いに
ライブドア(LD)の粉飾決算事件などで証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)罪に問われた前社長堀江貴文被告(34)の公判が26日、東京地裁(小坂敏幸裁判長)で開かれ、弁護側が最終弁論で堀江被告の無罪を強調した。
検察側は堀江被告に懲役4年を求刑している。
最終弁論で弁護側はまず「本件は第2の帝人事件(戦前、元閣僚ら16人が収賄や背任罪などに問われ、全員無罪となった)だ。検察は帝人事件と同様、犯罪事実がないのに客観証拠を無視した激しい取り調べと恣意的評価で事件をつくり上げた」と主張。
堀江被告の関与を指摘したLD元取締役宮内亮治被告(39)=同罪で公判中=らの証言について「メールや行動記録などの物証に反している。信用性がない」とし「検察官と会社の資産を隠れて私物化していた宮内被告らが堀江被告を巻き込んだ。共謀したという会議も実在せず、事件が“蜃気楼”であることを示している」と述べた。
●堀江被告の最終陳述
堀江被告は最終意見陳述で「95日間の拘置はつらかったが、主張する部分は主張し裁きを受けたいと思った」と否認を続けた理由を明かした。「(捜査段階で検事から)主犯に祭り上げる強い意志を感じた」「無罪と確信している。どんな手段を使っても、わたしを有罪、実刑にしようとする捜査だった」「社会のため、会社のため、株主のため、頑張ってきたのに、検察は怖い。捜査機関がこういう状況なら起業家は委縮してしまう」などと涙ながら捜査批判を展開して結審した。判決は3月16日に言い渡される。
ライブドア事件では7人とLDなど2法人が起訴され、堀江被告以外は既に結審。宮内被告は懲役2年6月、ほかの5人は懲役1年6月、LDは罰金3億円をそれぞれ求刑され、3月22、23両日に判決が言い渡される。
●高井康行弁護人は
堀江被告の弁護人を務める高井康行弁護士は26日午後、東京都内で記者会見し「最終意見陳述で泣くつもりはなかったと言っていた。思わず万感胸に迫ったのではないか。あとは判決を待つだけという気持ちのようだ」と堀江被告の心境を明らかにした。
高井弁護士によると、堀江被告は公判後、自宅のある東京・六本木ヒルズで「逮捕から1年ですね。長い間ありがとうございました」と語った。
「堀江さんの意見陳述には感動した。潔白と分かってもらえたと思う。わたしは当初から第二の帝人事件と言っていた。見込みで逮捕し、証拠がないのに、検察の威信のために起訴した。許されない」と述べた
●鷲見一雄が堀江貴文裁判を斬る
「裁判は大変勇ましい弁論、堀江の検察批判で結審したが、3月16日に無罪判決が出るなどありえない。堀江は懲役4年を求刑されているが、刑期は大幅に減らされることは間違いない。しかし、堀江被告は検察批判を展開しているから執行猶予付判決は無理、実刑判決となろう。」
▲このページのTOPへ HOME > ホリエモン・ライブドア事件とその裏2掲示板