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□ライブドア裁判 堀江側は「公訴棄却」請求 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2523589/detail
ライブドア裁判 堀江側は「公訴棄却」請求
「本件事件は反社会的、反司法的な過程を経て、行われた」――ホリエモン裁判がグチャグチャになってきた。29日の堀江貴文被告(33)の第9回公判で弁護側は公訴棄却を請求、つまり堀江の起訴自体が違法だと申し立てたのだ。ヤリ玉に挙がったのは、第7回公判(25日)での宮内亮治被告(39)の「消えた1億5000万円」証言だ。
弁護側は、ライブドアが投資ファンドに還流させた自社株売却益のうち、使途不明だった1億5000万円が04年6月に宮内の香港籍の個人会社に送金されたと指摘。宮内は自社株還流スキームを発案したエイチエス証券副社長の故・野口英昭氏への「報酬だった」と言い張ったが、このうち計4000万円が宮内と元執行役員の中村長也被告(39)の香港の個人口座に振り込まれていた。野口氏には約7000万円が渡ったという。
しかも、宮内と中村は野口氏に泣きつき、「報酬」から計4000万円を借りたまま今も返していない。消えたカネの大半は宮内らに流れていたのだ。カネの使い道を追及された宮内は、「生活費などに使った」と私的流用を認めた。
「堀江の弁護側は宮内らの行為を『特別背任や業務上横領に当たる』と主張。堀江が起訴された証取法違反(粉飾決算など)の最大刑は懲役5年ですが、特別背任、業務上横領は10年です。宮内は『検察から横領じゃないかと聞かれた』と証言しましたが、弁護側は『検察は適正処理をしていない』と批判。より重い罪を見逃す代わりに、堀江に不利な供述をさせたというわけです」(司法関係者)
弁護側は捜査経緯を明らかにするため東京地検の大鶴基成特捜部長ら検事3人を証人申請。裁判長は「被告の無罪が前提で実態審理を進める必要がある」と、公訴棄却や証人申請への判断を保留した。この日で5回にわたった元トップとナンバー2の法廷対決は終了。尋問の最後に宮内は弁護側に頭を下げたが、堀江とは目を合わせようとしなかった。ギッとニラんだホリエモンに背を向け元盟友は法廷を後にした。
●堀江は広告塔だ
この日の法廷では、珍問答も繰り広げられた。弁護側は、03年8月ごろ、宮内や堀江が知人と東京・六本木のクラブに行った時のエピソードを披露。堀江がケータイかトイレのため中座すると、宮内は店のママに不満をこう爆発させたというのだ。
「堀江は何も分かっちゃいない。あいつはお飾りで、エッジ(ライブドアの前身)はおれの会社だ」
すると、宮内は「03年には(言ったことが)ないですね」と証言。傍聴席は、「じゃあ、ほかの場面ならあるのかよ」というツッコミムードで失笑が漏れた。すかさず裁判長が「ほかにはあるの?」と聞くと、宮内は「『社長は広告塔だから』となら言ったことはある。お飾りと広告塔は違う」と珍妙な答え。ホリエモンはバツの悪そうな表情を浮かべていた。
【2006年9月30日掲載】
2006年10月03日10時00分
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