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□【夕刊JanJan】「堀江被告は過去の人」か?初公判
http://www.janjan.jp/media/0609/0608310430/1.php
【夕刊JanJan】「堀江被告は過去の人」か?初公判 2006/09/04
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証券取引法違反を問われ、4日に初公判を迎えた堀江貴文被告は「起訴状は悪意に満ちた内容で、心外です」などと起訴事実を否定した(新聞各紙Web・NHKニュース)。ブロガーのみなさん他は“ホリエモン”の初公判をどう見ているのか、午後にWebをウオッチしてみた。
ところが【この裁判を通じて、あらたな事実が明らかになるでしょうし、検察側も世論の動向を見ながら様々な情報をリークしてくるでしょう】【僕は、彼がまったくの無実になることは難しいと思います。しかし、一連の検察側の逮捕劇にも強引な面は否定できず、この裁判を通じて、より司法権が健全化することを望みます】(さくらコミュニケーションズ)などと、みなさんクールなのである。
盛り上がっているのは、じつはテレビと新聞だけなのかもしれない。もっとも、多くのブロガーたちが初公判について語るのは今夜のことなのだろうか。
ITmediaの「ホリエモン無罪大逆転はあるのか…?」(保田隆明)も、【インターネット上では、この初公判の話、それほどには盛り上がっていません。私をはじめ、世間の皆様もおそらくライブドア事件はすでに終わったものであり、堀江氏は当然有罪判決と結論づけて、今やあの事件のことは風化しつつあると思います】などと冷めている。
MSN(毎日)も「堀江被告初公判:ヒルズ周辺「過去の人」だが発言には関心」という見出しで、ヒルズ族周辺の人たちの“ホリエモンは過去の人”発言を伝える。しかしこの記事を、ライブドアニュースが配信したのはいかがなものか。読者には「ああ、組織としてのライブドアは、堀江氏を過去の人にしたいのかなあ」と誤った(?)メッセージを与えるのではないだろうか。すくなくとも僕は「過去の人にしたいんだ」という印象を受けた。
現実は過去の人どころではない。経営からは手を引いたものの、堀江貴文氏はライブドア株式の約17%を保有する筆頭株主であり、また、3億円もの保釈金を小切手で支払えることのできる人なのだ。保釈以後、六本木ヒルズにこもって公判対策に専念することなども、庶民にできることではない。
そのこともあってか【堀江がやったの、やってないのという主張に関わらず、代表が責任を取らないという、あるいは全件を掌握しないという社内体制そのものに問題がある。消滅した雪印食品などと同様に、ここままの体制で存続している現ライブドアそのものが社会悪なのであるから一旦廃業して経営陣や不正に関わったもの全てを排除し、業態を変えて出なさせねば成らない】と、「うその開示情報こそが問題だ。ライブドア詐欺事件」はきびしい。
さて、あらためて検察側の主張と弁護側の主張をMSNで読んでみよう。(・検察側冒頭陳述=要旨 ・弁護側冒頭陳述=要旨)堀江貴文被告らが問われているのは、大きく分けると 1・粉飾決算 2・偽計と風説の流布 である。検察側の冒頭陳述は(MSNで読む限りでは)随所に“堀江発言”をちりばめており、そのために臨場感あふれる点が文書としては魅力的だ。
ところが弁護側の冒頭陳述は【検察官はあたかも、LDグループ全体を舞台とする計画的な意図に基づいて行われた重大な犯罪であるかのように主張するが、幻想に過ぎない。偽計や風説の流布とされる会社買収の公表は、買収に伴って行われただけで何の意図もない】(MSN)などとしている。東京地裁が、このあたりをどう判断するのかが今後、注目されていくのだろう。
【ライブドア事件】堀江前社長が無罪を主張 東京地裁で初公判 早ければ来年2月にも判決・2ch掲示板は、はやくも【堀江を擁護してる間抜け会社の社員】(544)の組織的な書き込みがおこなわれているのではないか、などと疑われている。
しかし【結局逮捕直後にさんざん騒いだ脱税での起訴がない/つまり検察が出来なかったわけでしょ/でもこの初期捜査のずさんさにはどこのメディアも触れないと/特にフジ/脱税で起訴されてないなら証取法なんて微罪だよ/まず執行猶予がつくし刑も軽い/あれだけ騒いだ検察の実質敗北なのだが、そういう見方をするマスコミっていないのが/淋しいね】(506)などの貴重な指摘もなされており、一見の価値はあるように思う。
そのあたりを冷静に振り返っているのが、ライブドア(ウィキペディア)の【事件発覚とその影響/異常過熱報道】である。ウィキペディアはニュース速報ではないが、「ライブドア事件って何だったっけ」という僕のような者が復習するのには、じつに便利なサイトなのである。
今のところ、ライブドア(ウィキペディア)は事件について、東京地検特捜部の指摘する容疑事実を中心に取り上げているが、はやく弁護側の主張も整理して伝えて欲しいと思う。
ちなみにBIGLOBEニュースの「堀江被告は有罪 or 無罪?」投票コーナーは16時時点で、「無罪と思う」が30票、「有罪と思う」が25票、「わからない」が6票で、依然として堀江人気が低くないことをうかがわせた。
(荒木祥)
▽関連記事
□ライブドア初公判、堀江被告は起訴事実を全面否認 [さくらコミュニケーションズ]
http://sakuracomm.jugem.jp/?eid=121
2006.09.04 Monday
ライブドア初公判、堀江被告は起訴事実を全面否認
ライブドア事件で、証券取引法違反の罪に問われた前社長・堀江貴文被告(33)の初公判が本日、東京地裁(小坂敏幸裁判長)で始まりました(朝日新聞)。
またしばらくこの話題が世間の注目をあびるでしょうね。ブログもにぎわうでしょう!
堀江被告は、罪状に関して全面否認をしたわけですから、これから検察側は容疑事実の証明を求められることになります。
この裁判を通じて、あらたな事実が明らかになるでしょうし、検察側も世論の動向を見ながら様々な情報をリークしてくるでしょう。
検察側は威信を掛けて戦います。そして、この裁判の行方が今後の村上ファンド事件やライブドア株主訴訟の裁判にも影響を与えることは容易に想像がつきます。
以前、このブログでも書いたように、堀江被告には、徹底的に戦ってもらいたいものです。
僕は、彼がまったくの無実になることは難しいと思います。しかし、一連の検察側の逮捕劇にも強引な面は否定できず、この裁判を通じて、より司法権が健全化することを望みます。
ところで株価(特にIT新興株)は、この裁判の動向でどうかわってくるのでしょうか?
□ホリエモン無罪大逆転はあるのか…? [ITmedia]
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0609/04/news011.html
ホリエモン無罪大逆転はあるのか…?
堀江元ライブドア社長の公判が始まるにあたってメディア関係者から質問を受けたが、どうやら“ホリエモン”の影響力はまだ強く残っているようで……。
2006年09月04日 08時55分 更新 とうとう、今日からライブドア元社長の堀江氏の公判が始まります。先週ぐらいからテレビや新聞などのメディア関係者の方々から受けた質問のうち、最も多かったものが、
「堀江さんが無罪になる可能性がなきにしもあらずなそうなんですが、いかがでしょう?」
というものでした。
「え? そんな可能性はゼロでしょ」とお答えするのですが、しかし、心配そうにいろんな記者の方が、「でも、その可能性はゼロではないそうなんですよね……」と口を揃えて言うのでした。正直なところ、そうやってメディア関係者の方々から質問されるまで、堀江氏の初公判のことなんて完全に忘れていたのですが、テレビ番組表を見るといくつかのテレビ局では今日の午前中に初公判の特番を組むようです。そして、夕方と夜のニュースではおそらくトップニュースでしょう。
一方、インターネット上では、この初公判の話、それほどには盛り上がっていません。
私をはじめ、世間の皆様もおそらくライブドア事件はすでに終わったものであり、堀江氏は当然有罪判決と結論づけて、今やあの事件のことは風化しつつあると思います。にもかかわらず「無罪かもしれない」なんていう声が出てきて、テレビ周りで盛り上がっているのは一体どういうことなんだろうと不思議に思いました。
無罪かもしれないという理由はいくつかあるようですが、いろいろと聞いていくとどうも堀江氏の弁護士が無罪判決もありうると発言していることが発端のようです。そういえば最近はあの弁護士の方がテレビに登場する機会が増えていました。そして、かつての堀江氏ばりの強気な発言をされています。一方、堀江氏が自宅にこもって公判対策をひたすら練っていたというのもすでに報道されているとおりです。
強気の発言でメディアに取り上げられ、その大胆な言動をもとに世論を味方に付けていくというのは堀江氏の大得意とするところでした。その同じ戦略が弁護士を通じて行われているように見えます。ただ、それだけだとメディア関係者の方々が無罪もなくはないと思うには弱いかもしれません。
もうひとつ考えうるのは、メディア関係者の人たちが過去数年間の堀江氏への取材を通じて、「この人は気に食わないけど何かをする男だ」「この人は好きにはなれないけど頭はめちゃくちゃいい」と思っていたことが影響しているかもしれません。つまり、そういう思いを持った経験上、今回の公判を前にして「無駄を嫌う堀江氏が本気で公判対策を練るのなら、もしかすると本当に勝つ抜け穴を探し出したのかもしれない」「あの堀江氏なら地検という権力にも勝ててしまうかもしれない」というような思いをひそかに持っているかもしれません。
マスメディアでは、ここ数年間、時代の寵児と呼ばれた堀江氏をたくさん取材してきました。そして、彼の記者を馬鹿にしたような態度や歯に衣着せぬ発言にうんざりし、堀江氏逮捕の際にはどのメディアでもライブドアバッシングフェスティバルが行われていました。まだ逮捕されただけであり、有罪とは決まったわけではないという状況でしたが、ロンゲの堀江氏の上場会見、近鉄球団買収への乗り出し、そして、広島6区からの立候補の映像など、さながらライブドア追悼放送のような状態で完全に有罪確定の報道でした。それはメディア側の人たちによる、自分たちが馬鹿にされてきたことへの復讐にも見えました。
そうして堀江氏に復讐したはずのメディア側の人たちが、今さら堀江氏に関して無罪もなくはないと心配するのは、それは近くで堀江氏のすごさを目の当たりにしてきた彼らならではの感覚なのかもしれません。つまり、いつのまにか深層心理では堀江氏に畏怖してしまっている状態なわけです。無罪もなくはないかもしれないという思いがどこかにある状態で番組が作られた場合、それを見る我々視聴者にもその思いが伝わってくるかもしれません。そしていつの間にか世論は堀江氏無罪もありえる! という論調になっていったり……?!
そこまで考慮して堀江氏が対マスメディア戦略を数年も前から考えていたのであれば、それはまさに寵児。
ところで、堀江氏の率いたライブドアは現代版のコングロマリット経営だったといえると思います。これはバブル崩壊まではやり、典型的な例はカネボウや商社で、あらゆるいろんな事業をくっつけていれば理由は分からないけど、触発が起きて全体的な企業価値が上がるだろうというものでした。堀江氏もかつては、「ライブドアの冠をつければどんな企業でも価値が上がる」と発言していました。そして、そのコングロマリット王国を建国するために株式交換でいろんな企業を買収してきたわけですが、それが今回の偽計取引、粉飾決算、風説の流布で脆くも崩れたわけです。
結果的には崩れたものの、株高を利用して王国を築くというのは上場間もないインターネット・IT企業の成長の1つの形を見せてくれました。他のインターネット・IT企業も金融業を買収したり、異業種の買収に積極的でした。しかし、その流れは今年に入ってからはピタリと止まっています。少なからずともライブドアショックの影響があるでしょう。
そして、その後新興市場の株価は7月まで低迷が続いていました。しかし、8月には、若干盛り返したようです。7月までの低迷過程で売り込まれすぎたというのが理由のようですが、盛り返した銘柄を見てみると、ライブドアショック前までに威勢の良かった企業も結構含まれているようです。これからインターネット・IT企業の株価は昨年のように年末に向けて全面高となるのでしょうか。
それに対する答えとしては、ライブドアショックから7月までの半年間に、M&Aを利用したコングロマリット経営以外の成長の道筋を見出すことに真剣に取り組んだ企業とそうでない企業では、実は差は開いてくるのだと思います。いつまでも株価の回復&株式交換によるM&Aに夢を追い求める企業と、そうでない企業、それらが見えてくると株価の動きにも違いが出てくるのではないでしょうか。また、負の遺産をどれだけ早く清算できるかも重要でしょう。本来であれば買う必要のなかった企業を買収したような場合、早期の是正が求められます。
株価がピックアップした8月でしたが、9月以降、2006年度後半はインターネット・IT企業の中では二極化が進むものと想像されます。
映画「ターミネーター」の“I'll be back”という台詞を思い起こしながら、私たちは今日、堀江氏の初公判を見ることになりそうですが、一方で、株価低迷に悩んだ新興企業のうち、株価が本当にbackする企業がどれぐらい存在するのか、そしてそれらはどの企業かということも今後見ることができそうです。
保田隆明氏のプロフィール
リーマン・ブラザーズ証券、UBS証券にてM&Aアドバイザリー、資金調達案件を担当。2004年春にソーシャルネットワーキングサイト運営会社を起業。同事業譲渡後、ベンチャーキャピタル業に従事。2006年1月よりワクワク経済研究所LLP代表パートナー。現在は、テレビなど各種メディアで株式・経済・金融に関するコメンテーターとして活動。著書:『図解 株式市場とM&A』(翔泳社)、『恋する株式投資入門』(青春出版社)、『投資事業組合とは何か』(共著:ダイヤモンド社)。ブログはhttp://wkwk.tv/chou/
□うその開示情報こそが問題だ。ライブドア詐欺事件 [ネット収入で生活!100万円!ただいま29万円!(C)]
http://ameblo.jp/cm116069401/entry-10016623205.html
2006-09-04
うその開示情報こそが問題だ。ライブドア詐欺事件
テーマ:株式・社債・外為投資
「うその有価証券報告書公表で、実際よりも高値で株を買わされた」。ライブドア(LD)前社長、堀江貴文被告(33)は、宮内亮治被告(39)ら旧経営陣と一緒に、ライブドアマーケティング(LDM)株の上場廃止で損害を被った個人株主に損害賠償を求められている。原告の元株主は約3100人、賠償請求の総額は200億円を超え、原告、請求額ともにさらに増える見込みだ。
検察側は冒頭陳述でLDの経営を「時価総額増大を至上目標にしていた」と指摘。原告の個人株主は、こうした経営方針で勢いのあったLD株などを購入して大きな損を出した。原告代理人によると、「自己責任」が原則の株取引で、これだけ多くの個人投資家が被害を訴えるのは異例。インターネットで誰もが手軽に株取引をできるようになった時代を象徴する訴訟となっている。
横浜市の男性会社員(28)はLD株の売買で約2400万円を失い、原告の1人になった。もう株取引を行う気にはなれないという。
男性会社員は出張で堀江被告の初公判を傍聴できなかったが、「再び堀江被告のように市場を混乱させる人間が現れないように、事件の全容を暴いてほしい」と公判への期待を語った。
この場合、堀江がやったの、やってないのという主張に関わらず、代表が責任を取らないという、あるいは全件を掌握しないという社内体制そのものに問題がある。消滅した雪印食品などと同様に、ここままの体制で存続している現ライブドアそのものが社会悪なのであるから一旦廃業して経営陣や不正に関わったもの全てを排除し、業態を変えて出なさせねば成らない。無論、こういう詐欺行為を二度と出来ないように審査の甘い東証を含めて抜本的な監視体制整備を行った上だ。
今後もさらに長々と続く堀江個人のパフォーマンスよりも損害賠償と、今後こういう詐欺事件が再発しないことと、東証がこういう詐欺虚業を間違って上場させても誰も騙されて株を買わないという投資家啓蒙こそが推進されるべきだ。
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