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(回答先: 福井総裁の1000万円の拠出はオリックスが管理・運営する投資事業組合が窓口 【産経新聞】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 6 月 23 日 06:27:18)
【経済面】2006年06月23日(金曜日)付
日銀総裁問題、続く批判に危機感 政策効果懸念の声も
福井俊彦総裁による村上ファンドへの投資問題で、日本銀行が受けた動揺も収まる気配がない。表面化直後から連日のように続く国会や会見への対応に追われる一方、批判が集まる服務ルールの見直しや資産公開制度作りにも着手し、信頼回復を急いでいる。だが、総裁への批判はやまず、「このままでは中央銀行トップへの信任が揺らぐ」との危機感が募る。
22日、日本銀行の西村清彦審議委員が長崎市内で行った記者会見でも「1千万円問題」に質問が集中した。
西村氏は「総裁の信任について、いろんな問題が生じたことは否定できない」と述べたが、福井氏の進退については「総裁がお決めになること」とかわした。一方で「私自身は総裁への信頼を失っていない」とも話した。
西村氏は6人いる審議委員の1人で、正副総裁3人とともに金融政策を決める政策委員会のメンバー。金融政策の中立性に不信感が広がっているが、「政策委員会の信頼性、中立性は損なわれていない。適切な金融政策を淡々とやることに尽きる」と影響を否定した。
一方、服務ルールの見直し作業は急ピッチ。「7月中なんて悠長なことは言っていられない」(幹部)。幕引きにはルール変更を「形」で示す必要がある。今月中に2回目の検討会議を開き、7月中旬に結論を出す予定だ。
具体的には、インサイダー取引制限に重点を置いた現行ルールに、株式や私募ファンドへの投資制限や役員就任時の資産凍結措置を加える。ルール順守の検証方法も検討する。資産公開の対象となる役員や資産の種類も早急に詰める。
ただ、問題処理に追われる職員にも冷めた反応がある。「総裁の世代までは、日銀マンも『おいしい』思いをして甘さが残るのかも知れないが、今の職員はお金には潔癖だ」。福井氏の求心力低下の気配もある。
ゼロ金利解除への瀬踏みが続くなか、行内では金融政策への悪影響を懸念する声も聞かれる。「信任があるからこそ、政策に効果が出る。このまま利上げすれば『批判を避けたいから』と言われ、見送れば『政府に屈した』とくさされる」(日銀幹部)
23日には参院財政金融委員会で再び福井氏が呼ばれ、野党に追及される。国会で総裁が平身低頭を続けると権威がかげり、「市場の不安を招きかねない」との心配も行内に出ている。
http://www.asahi.com/paper/business.html
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