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福井総裁 ファンド残高2000万円超 ７年で２倍以上に
衆院委に資料提出
日銀の福井俊彦総裁は２０日、村上ファンドへの１０００万円拠出問題に関連して、昨年末時点の資産残高が２０００万円を超したとの資料を衆院財務金融委員会の理事懇談会に提出した。
福井総裁は富士通総研理事長だった１１年秋、村上世彰容疑者を「激励する」ために資金拠出。１５年３月の総裁就任時に解約しなかった。今年２月に解約を申し出たが、規定で今月末まで契約は継続される。
福井総裁は資金拠出で得た毎年の利益を「少ないときは数十万円、多いときには数百万円」と説明しているが、１０００万円超の含み益も発生していたもよう。福井総裁は解約で利益が確定しても、「私のためには使わない。どなたがごらんになられても納得できるような使途に振り向ける」と釈明している。
ただ、総裁就任時、すでに村上容疑者の投資手法を疑問視する声があったにもかかわらず資金拠出を続けたことや、今年１月にライブドア前社長の堀江貴文被告が逮捕されてから解約を申し出た経緯など不透明な部分も多く、野党は小泉純一郎首相の任命責任も追及する考えだ。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/21bus001.htm
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