★阿修羅♪ > ホリエモン・ライブドア事件とその裏2 > 106.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
村上逮捕の真相…堀江&宮内の復讐だった!
特捜部に怒りの供述「何で俺だけ。村上がやったこと」
村上容疑者が逮捕された舞台裏には、堀江、宮内両被告による復讐があったのか ?
「あいつは裏切り者」。ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引で、証券取引法違反容疑で逮捕された村上世彰容疑者(46)。証券取引法の「プロ中のプロ」を逮捕まで追い込んだのは、堀江貴文被告(33)らライブドア(LD)幹部の恨みの供述だった。ニッポン放送株取得を持ちかけながら、自らは手を下さず、機を見て売り抜け、無傷のまま一人巨利を手にした村上容疑者に対し、LD幹部たちは怒りをぶちまけたという。村上容疑者の逮捕は“近親憎悪”による、堀江被告らの復讐劇だった。
「何で俺だけが悪い。村上がやったことだ」
関係者によると、堀江被告は、周辺にこう漏らしていたという。自らの容疑は否認を突き通したが、特捜部の調べに村上容疑者についてはためらいはなかった。
元々は村上容疑者が描いたシナリオだった。「週に1度はご飯を食べる仲」(村上容疑者)だった2人。だが、お互いが口に出した株情報は、即インサイダーになる危険性をはらんでいる。そんな緊張感を破ったのは、村上容疑者だった。
「ニッポン放送はいいよ。少し買ってくれるとうれしいな。ぼくも一生懸命買うから」
村上容疑者は平成16年9月15日、堀江被告とLD財務部門トップの宮内亮治被告(38)に、同放送株の取得を熱心に勧めた。当時の同放送とフジテレビは、微妙な資本関係で成り立っていた。
その内情を知り、金のにおいをかぎ取った堀江被告らは同年11月8日、「僕らも経営権を取得できたらいいですね」と興味津々に応じた。
堀江、宮内両被告ら幹部は、ますます村上容疑者のシナリオにはまりこんでいく。
「ニッポン放送株を公開買い付けする。協力してくれますか」(17年1月6日)
「外国人の分も買いたい」(1月28日)
昨年1月段階で村上ファンドのニッポン放送株の保有比率は18.57%。
LDは村上ファンドの株提供と“入れ知恵”で時間外取引を行い、2月8日までに同放送株の約35%を保有して筆頭株主に躍り出た。得意げに緊急記者会見する堀江被告ら幹部の顔はテレビで流れた。
しかし、ほくそえんだのは、村上容疑者だった。LDを巻き込んだニッポン放送買収劇で、ほとんど表舞台に立つことなく、村上ファンドは100億円という莫大(ばくだい)な利益を手にした。
一方、村上容疑者のシナリオの上で、“人寄せパンダ”のようにこき使われ、結局、塀の中に落ちたのは堀江被告らLD幹部だけだった。「おれたちだけが、なぜ」。村上容疑者がなぜ甘い話を持ってきたか、自ら仕掛けようとしなかったか、このとき、初めて幹部たちはその理由が分かったのではあるまいか。
宮内被告は今年のゴールデンウイークに特捜部から呼び出しを受ける。聴取の内容は、ニッポン放送株と村上容疑者の関係だった。「村上ファンドがニッポン放送株の争奪戦から撤退し、LDは仕方なく買い続けなければならなかった」。宮内被告らは熱を上げるあまり大事なことを忘れ去っていた。「村上はファンドマネジャー」。別のLD元幹部も「だまされた」と悔しさをにじませたという。
今回の事件で特捜部は昨年3月、不正のにおいをかぎつけたという。ただ、インサイダーは「心証の問題」で密室性が高い。その高くて厚い壁を打ち破ったのが、堀江、宮内両被告らLD幹部の怨念(おんねん)だった。
ZAKZAK 2006/06/06
▲このページのTOPへ HOME > ホリエモン・ライブドア事件とその裏2掲示板