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ニッポン放送株 時間外で200万株売却 村上代表、ライブドア利用
村上ファンドによるニッポン放送株インサイダー取引事件で、村上ファンドが保有していた約640万株のうち約200万株をライブドアとの時間外取引で売り抜けていたことが、東京地検特捜部と証券取引等監視委員会の調べで分かった。証券取引法違反容疑で逮捕された村上ファンド代表の村上世彰容疑者(46)がインサイダー取引の一連の枠組みを作成、ライブドアを「売り抜け先」に利用していたことがより鮮明になった。村上ファンドがライブドアによる時間外取引で売り抜けた株数が明らかになったのは初めて。
調べによると、村上容疑者らは平成16年11月8日、ライブドアが5%以上のニッポン放送株を取得するとのインサイダー情報を聞き、翌9日から昨年1月26日までにニッポン放送株約193万株を購入した疑い。その結果、保有するニッポン放送株は同年1月5日時点で約609万株(18・57%)になり、26日までにさらに約30万株を買い増した。
村上ファンドは2月8日、ライブドア側との事前合意に基づいて行われた時間外取引で、そのうち約200万株を売却。その後、ライブドアとフジテレビのニッポン放送株争奪戦で株価の高値が維持された状況で保有株の売却を進め、2月28日には約112万株(3・44%)まで減少した。インサイダー取引で買い増した分だけで約30億円の利益を得た。
これまでの調べでは、村上容疑者は16年9月15日、ライブドア前社長の堀江貴文被告(33)に「私の保有比率は12%で、ライブドアが残りの38%を取得すれば、ニッポン放送の経営権が取れる」などと勧誘。その後、時間外取引を含めた大量取得の手法を指南し、堀江被告らは11月8日に村上容疑者に「一緒に経営権をとりましょう」と言ったことがすでに判明している。
こうした経緯と、時間外取引での大量売却の状況が符合していることから、村上容疑者がライブドアを村上ファンド保有株の「売り抜け先」に利用していたことが明確になった。
ライブドア側は初め、村上容疑者の勧誘通り、共闘してニッポン放送株を買い進めるとみていたが、村上ファンドが売り抜けたことから「裏切られた」と憤っている。
東京地裁は6日、村上容疑者について、15日まで10日間の拘置を認める決定を出した。
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【用語解説】時間外取引
証券取引所の取引時間外で行われる株式売買の方法の一つで、立会外取引ともいう。取引時間は、午前8時20分から午前9時、午前11時から午後0時半、午後3時から午後4時半の1日3回。大口取引を行う機関投資家にとって、他の一般投資家に影響を及ぼすことなく売買を成立させられるのがメリット。昨年、ライブドアがニッポン放送株を大量取得した際に用いたことで問題視され証券取引法が改正。3分の1以上取得する場合は時間外でもTOB(株式公開買い付け)が義務付けられた。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/07iti001.htm
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