★阿修羅♪ > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1 > 790.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
ライブドア粉飾 冒頭陳述 「堀江指示」鮮明に
どっかから利益付ければ何とかなるでしょ
ライブドア事件で、証券取引法違反の罪に問われた前取締役、宮内亮治(38)ら六被告と法人としてのライブドアなど二社の初公判が二十六日、東京地裁(小坂敏幸裁判長)で開かれ、元ナンバー2の宮内ら三被告と二社は起訴事実を大筋で認めた。前代表取締役の熊谷史人被告(28)は一部を否認したが、虚偽の有価証券報告書提出を認めた。
公判前整理手続きの適用で公判が分離され、七月にも初公判の見通しの前社長、堀江貴文被告(33)は無罪を主張しており、かつてのトップと側近たちが対決する構図となった。
ほかに出廷したのはライブドアマーケティング前社長、岡本文人(38)▽ライブドアファイナンス前社長、中村長也(38)▽公認会計士、小林元(51)▽同、久野太辰(41)−の各被告。
罪状認否で宮内被告は「罪を犯したことを深く反省し、多くの方にご迷惑をかけたことを本当に申し訳なく思う」と述べ、岡本、中村両被告とともに起訴事実を大筋で認めた。熊谷被告は「(買収手続き中の二社からの)実体取引を伴っていない売り上げを計上し、虚偽の有価証券報告書を提出したことは間違いない」としたが、自社株売却益の不正計上については「法的に認められると判断していた」と否認した。
粉飾決算の書類作成に関与したとされた公認会計士の小林被告は認否を留保。久野被告は無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、堀江被告が宮内被告らに指示するなどして粉飾・偽計を主導した経緯を詳述した。粉飾を重ねていた堀江被告が平成十六年九月ごろ、ライブドアマーケティングの業績悪化を聞き、同社の次期代表取締役に内定していた岡本被告に「このままじゃ、リリース(業績発表)できないからさ。どっかから利益付ければ何とかなるでしょ」と具体的な指示をしていたことなどを指摘した。
公判は宮内被告ら旧経営陣四人、公認会計士二人、法人二社の三グループに分離され、宮内被告らの次回公判は七月四日に指定された。
◇
■ライブドア事件の起訴事実
【有価証券報告書の虚偽記載】堀江被告は宮内ら六被告と共謀し、平成十六年九月期連結決算で自社株売却益を違法に売り上げに計上したほか、買収手続き中の二社との架空取引による利益を計上、約三億円の経常赤字を約五十億円の黒字に粉飾した有価証券報告書を関東財務局に提出した。
【偽計、風説の流布】堀江被告は三被告と共謀し、子会社だったライブドアマーケティングが株式交換で出版社を買収した際、発行した新株の売却益還流を計画。十六年十月、傘下の投資事業組合を通じ、買収済みだった出版社を子会社化したよう装い、新株を多く発行するため出版社の企業価値を過大評価し、粉飾した関連会社の決算短信を公表するなどした。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/27iti001.htm
▲このページのTOPへ HOME > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1掲示板