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ホリエモンはなぜ罪の意識がないか? ライブドア事件を振り返ってみますと、このような少年犯罪と驚くほどよく似ている。
http://www.asyura2.com/0601/livedoor1/msg/764.html
投稿者 TORA 日時 2006 年 5 月 13 日 12:37:18: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu119.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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ホリエモンはなぜ罪の意識がないか? ライブドア事件を振り
返ってみますと、このような少年犯罪と驚くほどよく似ている。

2006年5月13日 土曜日

◆ゲームとしての犯罪 4月25日 ホリエモンの錬金術
http://blog.goo.ne.jp/yamane_osamu/e/8efbfb14a74d30997a1427ef544bf7df

パソコン・ゲームの影響もあるのでしょうか、近年、少年によるゲーム感覚の犯罪が多発しています。ごく普通の子供が、さしたる理由もないのに残虐な殺人をしたり、これまたごく普通の女の子が、オヤジ狩りと称して計画的に痴漢事件をデッチ上げたりしています。ともに、犯罪意識が全く欠けているようです。

 ゲームならばリセットできるでしょうが、殺された人は生きかえることはありませんし、痴漢の冤罪事件に巻き込まれた人は、それこそ取り返しがつかないほど人生がメチャクチャになってしまいます。

 一方、犯罪を犯した子供の方は、少年法という手厚い保護があるため、氏名とか顔写真が公表されることはありません。面白半分に痴漢事件をデッチ上げた女の子たちも、“被害者”ということで、それ以上の追及がなされることはありません。処罰に関しても、罪一等を減ずるどころか、更生を主な目的としている少年法によって、よほどのことがない限り、刑務所に送られることはありません。

 つまり、犯罪を犯したとしても、彼ら及び彼女たちは安全圏内にいるのです。しかも、安全であることを誰よりもよく知っているのが彼ら及び彼女たちなのです。ゲームの相手を破滅にまで追い込んだとしても、自分達はほとんど傷つくことはありません。ゲームをリセットし、新たなゲームに興ずることが可能です。

 このような考えは、少年犯罪の被害者側に顕著なものですが、第三者の立場から見ても決して否定することのできない現実です。

 ライブドア事件を振り返ってみますと、このような少年犯罪と驚くほどよく似ていることが判ります。

 まず、当事者がコドモであることです。これについては、一年前に友野雪子さんが女性ならではの鋭い直観力によってズバリ見抜いています。(「ホリエモンの錬金術−号外」で言及しました)。現時点で友野さんのお書きになった記事(“Will”2005年5月号所収)を読み返してみますと、その的確な指摘に改めて感心いたします。

 次に言えることは、コドモが株式市場をゲーム感覚で弄(もてあそ)んだことです。バーチャルなパソコンゲームをいじっていたところ、いつの間にか現実の世界に結びついてしまったということでしょう。

 IT企業としての実態がほとんどないにも拘らず、いくつかのゴマカシを組み合わせて、将来性をフーセンのように膨らませて遊んでいたら、実態と全くかけ離れた株価で上場ができてしまったのです。しかし、現実の株式市場は決してバーチャルな世界ではありません。真実の事業収益が冷徹に見据えられる、厳しい現実の世界なのです。

 もともと実態を伴わない架空の事業計画しかなかったのですから、上場後はいきあたりバッタリの連続で、高い株価の背景とされたキャッシュフローなど実現できるはずがありません。上場後の一時期、ライブドアの時価総額(株価×発行済株式数)が50億円ほどになったことがありますが、このときの株価こそ、当時の株式市場が妥当であると判定した水準だったのでしょう。

 ところが、時価総額が上場時の10分の1にまで下がったのですから、最も利害関係があるチャイルド・オーナーとしての堀江貴文氏にとっては、なんともガマンできないことだったのかもしれません。

 ここで再び、株価をつり上げるためのバーチャルなゲームが机上で考えられ、現実の世界で実行に移されました。それが破天荒な一万分割という株式分割であり、決算のゴマカシ(粉飾決算)でした。まともな経営者であれば、頭の中で思いつくことはあってもとても実行に移すことなどできないトンデモないことです。ゲーム感覚のコドモのアソビだからこそ、できたことでしょう。

 この結果、時価総額は5000億円へと、100倍にもつり上げられました。その後は、怪しげな外資であるリーマンブラザーズが、コドモの火遊びに800億円というお金を提供して、ドサクサまぎれに荒稼ぎをしたかと思えば、フジテレビは、コドモの脅しに屈して、ニッポン放送株を高値で買い取らせられたり、440億円もの増資に応じて、インチキ虚業集団の仲間入りをし、自民党にいたっては、小泉改革のシンボル、小泉チルドレンの代表格として堀江氏を選挙にかつぎ上げ、その虚像を更に拡大する役割を果しました。その結果、昨年の12月には、時価総額が8000億円までに膨らんでしまったのです。


◆ゲームとしての犯罪 5月9日 ホリエモンの錬金術
http://blog.goo.ne.jp/yamane_osamu/e/695342d7ff4c7d46eccf75f481fc3c03

ライブドア事件が少年犯罪と酷似している第3の点は、当事者に犯罪意識がないことです。堀江貴文氏が逮捕されてから3ヶ月、一貫して容疑事実を否認し通し、保釈後も無罪をかちとることに余念がないと伝えられるのも、自分が一体何をやったのか判っていないからかもしれません。罪の意識など初めから存在しないのでしょう。所詮、ゲームなのですから。

 ライブドアが上場廃止になり、堀江貴文氏をはじめ関係者が全て保釈され、しかも、USENの宇野康秀氏がフジテレビの持株を買い取ったことによって、なんだかライブドア事件が終結したような感じになっています。東京地検特捜部は、事件を矮小化して終結させ、マスコミもこの事件が引き起した大きな問題を敢えて取り上げようとせず、早く幕引きしたいようです。

 しかし、ゲームとしての犯罪であるライブドア事件は決して終ってはいません。ゲームはいまだ継続中であり、ゲームの肝心な部分が残っているのです。

 ゲームの肝心な部分とは何か。
 ゲーム犯罪を考えついた堀江貴文氏の側からすれば、ゲームの最終局面である犯罪収益の確保ということです。ゲーム犯罪の被害者(騙されて株を買い損失を被った一般投資家です)の側からすれば、被害の回復がいまだ全くなされていないことです。私の試算では概ね2,000億円もの損害を被った多くの人達が、カヤの外に置かれたままになっていることです。

 現ライブドア社長の平松庚三氏も、フジテレビの持株を引き受けたUSENの宇野康秀氏も、ともにそのような被害者に関しては我関せずといったところです。それは、堀江貴文氏をはじめとする旧経営陣の責任で、自分達には関係のないことだとでも思っているのでしょうか。トンデモないことです。関係ないどころではなく、この2人もまた、ゲーム犯罪の最終局面において重要な役割を演じていると言えるでしょう。 (後略)


(私のコメント)
村上ファンドは世間の風当たりが強くてシンガポールに国外逃亡を始めるようですが、ホリエモンも留置所で韓国語の勉強をしていたところを見ると韓国に帰るのかもしれません。一時期は小泉改革の旗頭としてマスコミで持てはやされましたが、実態としては闇資金のマネーロンダリングや海外への課税逃れの資金隠しなど、金融庁や国税庁もほっておけなくなったようだ。

株式日記では最初からおかしいではないかと追求してきたのですが、金融庁はなぜか動かず、検察が動くまで放置していた。その結果、多くの被害者を生んでしまったが、マスコミもこの事は放置している。もっと早く金融庁やSECや東証が動いていれば被害は防止できたのだ。

ライブドア事件全体から見ても外資が絡んだ部分や政治家が絡んだ部分は証拠不十分で起訴はされない。つまりはスイス銀行のプライベートバンクに隠してしまえばアングラマネーは当局も手が出せないのだ。たまにアングラマネーが表に出ることがありますが、スイスがあくまでも主体的に動いてくれた場合のみで、日本の当局がじたばたしてもどうにもならない。

ホリエモンはこのように法律をゲーム感覚で潜り抜けてきましたが、金融庁はなぜこれだけ大きな問題になるまで放置してきたのだろうか? 若い人たちのホリエモン人気はいまだに高いようですが、やはりゲーム感覚が若い人に受けているのだろうか? 立花隆氏は次のように書いている。


◆第72回 堀江被告の保釈・幕引きで闇に消えたライブドア事件 立花隆
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/060510_livedoor/

《 (前略) 実をいうと、先日、東大駒場でやっている私のゼミの学生と飲み会をやったときに、彼らの中にも少なからぬ堀江ファンがいまだにいることを知った。彼らは、堀江被告が何か悪いことをしたから捕まったとは思っていない。そうではなく、堀江被告が権力当局の忌憚にふれるようなことを仕出かしたが故に政治的に逮捕されたのだと思い込んでいるのだ。(中略)

◆株式分割と貸し株を悪用した錬金術

結局、堀江被告はどのようなやり口で荒稼ぎをしていいのか。『ヒルズ黙示録』などには、読んでいてウンザリするほど詳しく、それでもよくわからないような説明が山のようにのっているが、それより、本書の次のような記述が簡単でわかりやすい。

「まず、ライブドアの最大の株主は堀江である。その堀江の持ち株が、100分割の発表後株価が最も高騰したあたりで、『貸し株』をした。貸した先は、野口(沖縄で怪死をとげた元エイチ・エス証券副社長。ブラック社会とライブドアの接点にいたと考えられている)が運営する投資事業組合や、他のファンドである。投資事業組合やファンドは、市場でどんどん、堀江から借りた株を売る。堀江の貸し株はどんどん買われ、何も知らない連中が信用買いに走る。やがて信用買いはくずれ、株価は暴落する。暴落した後に、投資事業組合やファンドは、安価で買い戻し、堀江に借りた株を返す。そうすれば、株で利益を得ても、堀江本人が利益を得ていないので、ほとんど判明することはない」

「実際の株価のほうはというと、ライブドア株は2004年1月20日、分割後の最高値18020円をつけるも、同年2月25日には、2620円にまで下落する。価格だけでいえば、実に7分の1近くの暴落だ」

「仮に堀江が100億円分貸し株していれば、それだけでも、およそ600億円分の利益を得たことになる。これが株式分割と貸し株を悪用した錬金術だ。(略)ライブドアとその周辺では、まさに違法だらけのマネーゲームが毎日のように繰り広げられていたのだ」(中略)

捜査過程で起きたこの二つの大失敗によって、ライブドア事件は、さまざまな発展可能性を秘めていたにもかかわらず、その可能性の道がすべて閉ざされたまま終結を迎えたのである。このような終結を迎える直前、検察内部で、この事件の担当として陣頭指揮にあたっていた北島孝久特捜部副部長が突然担当を外れ、外に出てしまうという驚くべき事態が起きた。事件処理の最終方針をめぐって、検察内部で大きな衝突があったのだろうか。それとも失態の責任を取らされたのだろうか。

あとは裁判というプロセスが残ってはいるものの、そこから全くの新事実が飛び出してくる可能性は、ほとんどないといっていいだろう。 》


(私のコメント)
株に少しでも詳しい人ならばホリエモンが株式売買で様々な違法行為をしている事は明らかであるにもかかわらず、SECも東証も金融庁も検察も動かなかった。おそらくヤクザがマネーロンダリングに関わっており、政治家も金融庁や検察に圧力をかけて縛りをかけて、その手数料としてヤクザから上納金をもらうシステムだ。その金の受け渡しにはスイスのプライベートバンクが使われている。


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