★阿修羅♪ > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1 > 705.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: [USEN]ライブドアの完全子会社化を検討|毎日新聞 投稿者 white 日時 2006 年 4 月 13 日 09:30:02)
□[ライブドア上場廃止]時代の寵児…時価総額7分の1に|毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1849452/detail?rd
[ライブドア上場廃止]時代の寵児…時価総額7分の1に
プロ野球球団買収問題やニッポン放送株争奪戦、堀江貴文前社長の衆院選出馬など、話題を振りまき続けたライブドアは、13日の取引を最後に株式市場から退出した。“ネット時代の寵児(ちょうじ)”ともてはやされ、東京地検の強制捜査直前に7302億円だった時価総額は、マネーゲームの末に7分の1に落ち込んだ。「頼みの綱」の有線放送最大手、USENがライブドアの完全子会社化の検討に入ったが、実現へのハードルは高い。ライブドアの最終処理の行方は不透明だ。【川口雅浩、竹川正記、上田宏明】
粉飾決算で信用が一気に失墜したライブドア。インターネット業界の関係者は「USEN傘下入りが、組織や事業の空中分解を避ける唯一の道」と指摘する。USENの宇野康秀社長は3月、ライブドアとの提携を発表した会見で「ポータル(玄関)サイトや金融事業に強みのあるライブドアとは大変な補完関係にある」と“前のめり”の姿勢を見せた。
ライブドアは粉飾決算の発覚後も若者への知名度を背景にポータルサイトの高い閲覧率を維持している。宇野社長はライブドアの事業を一気に取り込み、ネット市場で大きく先行するヤフーや、楽天などを追撃する狙いがあるとみられる。USEN社内には慎重論もあったが、宇野社長は、まずは個人でフジテレビが持つライブドア株を買収する異例の手法をとった。
一方、平松庚三ライブドア社長は、上場廃止で自力再建は困難と見ていた。外資などの買収で事業を切り売りされる事態だけは何としても避けたかったとみられる。「平松社長は当初から、ライブドアが企業として消滅するのもやむなしと腹をくくっていた」と関係者は言う。こうした中で、USENがライブドア株を全株買収し子会社化する「吸収案」が明るみに出た。
ライブドアは、フジテレビや個人株主から株価急落による損害賠償を請求されるリスクを抱えている。このため、ライブドアを事業会社と資産管理会社に分割し、資産管理会社が訴訟のリスクを引き受け、ライブドアの約600億円の余裕資金の一部を引当金として充てる案が有力視されている。
だが、吸収案の実現には、USENが実施しているライブドアの資産査定で、新たな不正が見つからないことが前提になる。さらに、ライブドア株主の3分の2以上の賛成が必要だ。複数の米投資ファンドが事件発覚後の株価暴落に乗じて株を買い集め、全体の約3割を占めている。こうしたファンドの動向は読みきれない。
インターネット市場の競争は激化する一方。USENは、ライブドア吸収でネットの閲覧率を上げネットテレビ放送「ギャオ」を中心とした相乗効果を狙うが、宇野社長の想定通りになるかは未知数だ。
◇「破談」なら塩漬けも
ライブドア株は14日以降、株式市場での取引ができなくなる。投資家が自分で買い手を見つけたり証券会社に持ち込めば売却できる場合もあるが、現実には困難だ。上場株と比べ、税制上も不利益が多くなる。売却益に対する課税が上場株の2倍になり、売却損が出ても3年間の繰り越し控除が受けられなくなる。
このため、一般的には上場が廃止された株式は価値は下がり、破たん企業の場合は最終的に「紙くず」になってしまう。ただ、ライブドアは破たんしたわけではなく、株式の価値の行方はUSENとの交渉の結果次第といえる。
USENはライブドアの全株を取得し、子会社化を検討している。その場合、USENが新たに発行する株式とライブドア株を交換する方式が有力だ。そうなれば、ライブドアの株式はUSENの株式に換わる。交換比率は、USEN、ライブドアが決め、両社の株主総会で提案して承認を求めることになる。
ただ、USEN傘下入りが破談になる可能性もある。ライブドアは別の支援者を探すことになるが、株主は売るに売れない“塩漬け状態”になる。「ライブドアの事業はバラ売りされ、株は紙くずになる」との見方も出ている。
ライブドアの株主は昨年9月末時点で約22万人で、大半が個人株主だった。事件後の株価急落で多額の損失を被った個人株主らが損害賠償を求めて訴訟を起こす準備を進めている。「マネーゲーム」の着地点はまだ見えていない。
◇USENとの提携「うまくいくといいですね」 堀江前社長
ライブドア前社長、堀江貴文被告(33)の拘置は既に80日に及ぶ。関係者によると、落ち着いた様子で健康に問題はないもののかなりやせ、髪の毛は伸びているという。独居房では弁護人に差し入れてもらった作家・山崎豊子氏の「白い巨塔」などの小説や司馬遷の「史記」を読み、韓国語の勉強も続けている。
「時がたつのは早いですね」と逮捕からの時間を振り返り「早く法廷で自分の主張をしたい」と話しているという。USENとの提携は「うまくいくといいですね」と歓迎している。
堀江被告の裁判は、迅速に進めるため初公判前に検察側と弁護側が証拠や主張を明示して争点を絞り込む「公判前整理手続き」が適用される。堀江被告は「赤字を黒字にしろとは言ったが、粉飾を指示したことはない」と起訴事実を否認しており、ほぼ認めている前財務担当取締役、宮内亮治被告(38)ら4人の公判とは分離される。
公判前整理手続きには少なくとも2〜3カ月かかるとされ、堀江被告の初公判は早くても夏ごろとみられるが、その後は速いペースで進むことが予想される。
一方、ライブドア経営陣を逮捕・起訴した東京地検特捜部は、3月いっぱいで粉飾決算事件の捜査を終えた後も、堀江被告の取り調べを担当した副部長を捜査班の責任者に新たに据え、捜査体制を維持している。スイス系金融機関などを通じた資金の流れを追って検事を現地に派遣し、不正蓄財の有無などを引き続き調べている。【篠田航一】
2006年04月14日01時03分
▲このページのTOPへ HOME > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1掲示板