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予算委員会会議録議事情報 第15号 平成18年2月20日(月曜日)ライブドア関連
http://www.asyura2.com/0601/livedoor1/msg/561.html
投稿者 サラ 日時 2006 年 3 月 13 日 02:28:52: qRuhp5/W./QMw
 

古本委員 資料の六―一、六―二、枝番を振っていますが、ごらんをいただきたいと思います。

 サウスイースタン・アセット・マネージメント・インクというのがあります。ここは長らくニッポン放送の大株主でありました。過去形であります。ここが保有していた株数一〇・六二%、ぴったり符合するわけであります。

 そしてさらに、資料の五、堀江氏が、三月三日、外国特派員協会記者会見でのコメントであります。村上氏や、これは俗に言われる村上ファンドですね、村上氏やメイソン・ホーキンス氏に相談しましたか。この氏は、今申し上げたサウスイースタンの関係者であります。ニッポン放送株取得前に相談をしたか。これに対して堀江さん、はっきり答えています。あなたは、高い値段がもしついたならニッポン放送の株をどうするつもりなのか、TOBよりもし高い価格が市場でついていたら市場で売るのかと聞きました。彼は村上さんですね、彼は、私はファンドマネジャーだから高い金額で売るのは当然だというふうに言いました。どうもサウスイースタンの人もそういうことらしいと答えているんです。

 こんなことを僕が改めてテープ起こしして書くまでもなく、当時だれでも知っていましたよ、このコメントは。しかも、大量保有報告、これは何をか言わん、役所に報告する書類であります。役所は持っている、これだけの事実がそろっていて、調べましたか、監視委員会。

○長尾政府参考人 御案内のように、ライブドア事件自体がまだ現に調査中の事案なので具体的なことは控えさせていただきたいと思いますけれども、先ほど言いましたように、常日ごろから、私どもは幅広くさまざまな市場に関する資料、情報を収集、分析しております。今お示しいただいたのも、もちろん、当時報道され、そういったことで承知しておりますけれども、ただ、具体的にそれに対してどうしたということは控えさせていただきます。

 いずれにいたしましても、私ども、疑わしいときには必要な調査を行うということで、常にやるように心がけているということでございます。

○古本委員 ちなみに、これはもう東京地裁も高裁も判決が出ています。終わった事案です。それを言うならば、先般の杉浦法務大臣は、まさに現在進行中の事案であるにもかかわらず、捜査への支障がもたらされるおそれも特段ないと認められたから言っていいということで、個別の事案に答えたじゃないですか。答えていますよ、個別の事案に。

 与謝野さん、今は役所の方だったから遠慮があったかもしれませんね。当時、これは調べられたという報告を受けていますか。あるいは、伊藤大臣からそういう申し送りも含め受けていますか。もうこれは個別の事柄じゃありません。もう裁判終わっています、御心配なく。

○与謝野国務大臣 監視委員会というのはあらゆることを監視しています。すなわち、重要な取引、違法性があるかどうか疑いのある取引、こういうものは監視委員会は能力の限りにおいて監視しているというのが本来の職務でございます。

 しかしながら、個別の監視対象あるいは監視の方法、監視の内容等については、金融担当大臣からは全く独立の機関として独自で行っておりますから、あらゆる案件の内容については、一切報告もありませんし、また報告する義務も監視委員会側にはないわけでございまして、その当時の伊藤大臣ですら何ら報告は受けていない、これはもう当然のことであると思っております。

○古本委員 いや、大臣、それはおかしいですよ。それはおかしい。当時、伊藤さんは、ライブドアの資料によりますとと、個別のことに絞って答えているじゃないですか。そして、大臣がそれだけの判断に足る情報を、例えば今言ったような、こんなサウスイースタンの話も含めて、事務方は大臣にインプットをきちっとした上で大臣にコメントをしていただいたかということなんですよ。

 つまり、大臣はそういうこともまだ御存じなかったでしょう。ない中で、ライブドアによって公表された資料というのはさっきの資料ですよ。ToSTNeT1を通じて買いましたというそれだけ、ただそれだけの話に基づいて、いや、それはToSTNeT1は市場内だから、東証のシステムだからこれは市場内取引ですと答えているんですよ。でも、先ほど来、TOBの趣旨にかんがみれば、これはいかにも疑わしい点は多いというのを再三再四与謝野さんもお認めになっているじゃないですか。

 まだありますよ。先ほどの資料の三、もう一度ごらんいただきたいと思います。

 ライブドアは、フジテレビが公開買い付けを開始した一月十七日、わずかコンマ五%しか持っていなかった。そこからせっせとせっせと買い集め、何と二月四日に五%を超えたんです。これはもう神わざですよ。いいですか。二月四日に五%を超えたということは、大量保有報告義務が発生したのは二月四日であって、五営業日後ですから、十日に報告すればいい。そのとおりです。そのときにはさっさと八日の大一番はもう終わっていますよ。こんな用意周到な契約が、ニッポン放送の支配権をとるぞという意思を持たない人ができますか。できない。

 さらに言えば、約八百億円の資金を要したと言われているこの二月八日の九百万余株の取得に対し、資金はどうやって調達したか御存じですか。これはCB債を発行して調達をしたとされていますが、そのことを堀江氏があるいはライブドアが決定したのはいつ何時だったか御存じですか。

 何と二十二分の第一回目の取引、これは一分ですよ。三百四十八万株の株を、トレーダーも手が震えますよ、こんな大一番。一分で判断してやっている。それでも事前の合意はなかったと言い張っていますけれどもね、皆さん方は。その何と二分前、つまりは八時二十分のライブドア社の取締役会で八百億の資金調達を決めたということだそうであります。神わざです。クリックを押す二分前に役員会で決めた。八百億ですよ。当期利益三十五億円の企業が、二十倍ものCB債発行を、それを使って買う二分前に決める。

 これは、竹中大臣、経済に精通する竹中さんにもうぜひ聞きたい。こんなことを竹中さんはやりますか、竹中さんが社長だったら。端的に。二分前に八百億。

○竹中国務大臣 個別の前後の事情等私にはわかりませんので、ちょっとそれに対するコメントは私にはできません。

○古本委員 これは、いかなマネーに精通する竹中さんといえども、そんな綱渡りできるわけがない。つまりは、事前に合意が存在しないとこんなことできるわけがない。つまりこういう事実は、すべて実は監視委員会そして東証に対しニッポン放送の代理人である弁護士から提出がされているはずです。知っていましたよね、この事実は。今私が言ったようなことはみんな知っていたでしょう。監視委員会、御存じでしたね。もう終わった話ですから、答えてもいいでしょう。

○長尾政府参考人 本来、昨日も申し上げましたが、個別事案に関する情報提供の有無といったものについては……(古本委員「それはおかしい、それこそさっき答えたじゃないか」と呼ぶ)いえいえ、原則としてお答えすることを控えさせていただいていますけれども、本件については、当時、情報提供者であられるニッポン放送自身がその旨公表していることなどを踏まえまして、その限りで申し上げますと、昨年の、今、ライブドアとニッポン放送のこの一連の経緯の中で、ニッポン放送側からそういったお話があったということでございます。

○古本委員 委員長、これは皆さん知っていたんです。監視委員会も、それから東証もみんな知っていた。わけても、市場の監視役である監視委員会と今与謝野大臣からいただいた言葉、監視していないじゃないですか。だから今、証券取引等監視委員会の機能強化の議論が必要だと思うんですね。

 ところが、大臣が言われているように幾ら人員増強したって、せっかく入ってきた情報を行政の長に伝える、あるいは、もちろん八条委員会ですからいろいろあるんでしょう、情報が伝わっていなければ何にもならないじゃないですか。

 実に二十八分間に九百七十二万株を買った人がいる、そして、その資金を二分前に調達することを決めた人がいる、そして、その取引の売り主、買い主が事前の合意があったんじゃないかと当時ニッポン放送が必死に主張されていた。その売り主だろうとおぼしき人の数字と、その後に売ったと言っていますけれどもねサウスイースタンは、ぴったり合っている、もう条件はすべてそろっている。

 何で黙殺したんですか、金融大臣。

○与謝野国務大臣 ある一定の行為が違法性を持っているかまたは犯罪として切り取れるかどうかというのは、やはり難しい判断でございまして、監視は続けているけれども、その違法性を刑事責任として追及できるかどうか、犯罪として切り取れるかどうかというのは、やはり相当綿密な判断が必要でございまして、その点は、監視委員会も検察庁等々と始終お打ち合わせをされているんではないかと私は思っております。

○大島委員長 古本君、時間でございます。

○古本委員 私は、子供たちに、実はホリエモンは悪い人だったんだと言って話をしなきゃいけないことに本件の本質を見ます。つまり、どれだけいいルールをつくってどれだけ監視したって、その裏をかくという人が、これは人間の格が問われています。そういう意味できょう文科大臣にも来ていただきました。ぜひこの議論は、引き続いてさまざまな場面でさせていただきたいと思います。

 きょうお時間をいただきましたことに感謝を申し上げ、終わりたいと思います。

 ありがとうございました。

○大島委員長 これにて古本君の質疑は終了いたしました。

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参考資料


http://220.111.38.90/cgi-bin/calen/calen.cgi?mode=main&action=view&YMD=20060220&w=1
2006年2月20日(月)雨

 予算委員会一般質疑。財政再建のテーマについて興味深い議論があった。
古本代議士は、私の先日の質問をさらに掘り下げる質問をしてくれた。ライブドアのニッポン放送買収時に何が行われていたかを明らかにした。
経済司法の大改革を志す同志は、ぜひ議事録を精査して欲しい。

午後、委員の差し替えで調査に。
中身については開示できないが、新たな事実を裏付けることができた。
鈴木さんに運転をお願いし、往復2時間以上かかった。しかし、知りえた事実は大きかった。
 
 大きな権力が裏にある。想像していたよりも二桁大きな「利権」だ。日本だけでは、とらえることのできない闇。世界の友人たちにも協力を仰ぐことになるかもしれない。


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