★阿修羅♪ > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1 > 546.html
 ★阿修羅♪
ホリエモンは政治家に献金をケチったから逮捕されたのであり糸山英太郎のように金をばら撒いておけば逮捕はされなかった
http://www.asyura2.com/0601/livedoor1/msg/546.html
投稿者 TORA 日時 2006 年 3 月 09 日 14:21:25: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu115.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
ホリエモンは政治家に献金をケチったから逮捕されたのであり
糸山英太郎のように金をばら撒いておけば逮捕はされなかった

2006年3月9日 木曜日

◆さらば小泉 グッバイ・ゾンビーズ B・フルフォード(著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334933769/503-1776330-3422362

◆結局は地獄行きのキップをつかまされたホリエモン

「リクルート事件は、出る杭が打たれたケース。だから僕らは打たれないようにしなければならない。大きくなった会杜が、その上のステージを目指すとき、政治の壁みたいなものがある。

選挙は落ちましたが、僕は立候補によって、政治家とのつながりは非常に強くなりました。同じ選挙で戦ったという仲間意識がある。小泉首相をはじめ選挙でお世話になった人は、国の中枢にいる。僕は閣僚の半分くらいと面識があるわけです。リクルートが株を配ったところを、体を張ってキップを手に入れた感じですね」

これは、2006年の年明けに出された小冊子のなかで、ライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文が語っていたことだ。彼はリクルート事件(1988)を教訓にし、この国で成功するためには政治家とのパイプを持つことが重要だと、十分に認識していたのだ。

それは、「その上のステージを目指すとき、政治の壁みたいなものがある」という言葉によく表れている。だから、彼は郵政解散後の総選挙で自分に白羽の矢が立つと、積極的に自民党に協力し、公認はされなかったが、広島にまで出かけて小泉の「刺客」となった。

そして、その選挙の公示日、竹中平蔵・経済財政担当大臣(当時)は広島入りして、堀江の腕を掲げながら、有権者に向かって次のように叫んだ。「小泉純一郎、ホリエモン、竹中平蔵の3人でスクラムを組んで(郵政民営化)をやりとげます!」

 しかし、それから半年もたたない、2006年1月16日、ライブドアは東京地検特捜部の家宅捜索を受け、堀江貴文は一気に地獄に落とされた。そして、それから1週間後の1月23日、堀江は「予定どおり」逮捕されてしまったのである。なんのことはない、彼が、「体を張って手に入れた」はずのキップは、「上のステージ」行きではなく、「地獄行きのキップ」だったわけだ。

いったいなぜ、こんなことになってしまったのだろうか? 堀江の会杜「ライブドア」は、証券取引法違反の「偽計取引」をしていた。自杜の株価を吊り上げるためにさまざまな工作をし、「風説の流布」を行い、さらに「粉飾決算」までしていたというのが、検察が彼にかけた容疑である。

しかし、つい1年前まで、これらのことはほとんどがグレーゾーンに置かれていて、違法か違法でないかは誰も判断しようとしなかった。そればかりか、ライブドアのニッポン放送株取得が判明したとき、日本のメディアの多くは、堀江のやり方を支持していた。多少強引すぎても、それはぎりぎり許される範囲としてく彼が唱えた「通信と放送の融合」という新時代が来るためには仕方ないとする論調のほうが多かった。

私も、彼の考え方には賛成だったので、その部分に関してはホリエモンを支持した。しかし、東京地検特捜部は、ライブドアがニッポン放送株の買収に乗り出したとき、「時間外取引の違法性を検討した」と言っているから、すでにこのころからライブドアをマークしていたことになる。

が、あの時点では、金融庁は時間外取引を黙認し、裁判所まで堀江に味方するような状況にあった。さらに、ライブドアは、2005年の暮れには、全会一致で日本経団連に入会を許され、一流企業の仲間入りまで果たしていた。

だから、堀江自身は、まさか自分が地獄行きの列車に乗っているとは、夢にも思わなかっただろう。法のグレーゾーンを突けば儲かる。それをやらないより、やり続ければ「稼ぐが勝ち」だと考え、実際そのとおりに行動してきたのだ。 (P109−P112)

◆糸山英太郎とホリエモンの違いとはなにか?

ライブドア・ショックで、シロウト投資家がろうぱい狼狽する状況を見ながら、私が思い出したのが、かつてインタビューしたことがある糸山英太郎氏のことだった。彼はいまや日本航空の筆頭株主であり、26のグループ企業を統括する大実業家だが、かつては「革命を起こす青年実業家」として、メディアから大いにもてはやされた。

そして、31歳で最年少議員として参議院議員に当選すると、その後は長く自民党に所属して国会議員を務めた。農林水産省政務次官を皮切りに、税務や国会対策委員を歴任、自由民主党副幹事長にまでなった人物である。

しかし、彼のこうした華麗な経歴の背景には、バブル期に株の取引で築いた莫大な資産の力があった。糸山氏は、そこまで話していいのかということまで私に語ってくれたが、これらの話を思い出すと、ある時点まで、堀江貴文、とソックリなのがわかる。

糸山氏が資産を築けたのは、当時の日本ではインサイダー取引が当たり前だったからだ。バブル期まで、日本には証券取引法によるインサイダー取引の厳格な規定はなかった。

だから、野村護券を含めて日本の「4大証券」は、すべてヤクザと政治家に株を販売していたと、糸山氏は言った。日本全国にセールスマンを送り込み、同じ株を宣伝しては、それに乗ってえじきくるシロウトの個人投資家を餌食にし、その一方で、優良なクライアントを儲けさせていたと言うのだ。

糸山氏は、バブル期にこの野村護券の株を買い、1989年、日経平均がほぼ4万円をっけたとき、すべてを売却した。その結果、彼のポケットには現金で約800億円が転がり込んだという。

つまり、いまのホリエモンはバブル期の糸山氏のような存在だったのである。インサイダー取引を利用して株で儲けた点、また、「新時代の旗手」と呼ばれた点など、まさにソックリなのだ。

しかし、この2人には明らかに違う点がある。それは、糸山氏がやって堀江がやらなかったことがあるからだ。糸山氏は、自民党議員だったとき、20年以上にわたって、周囲'の政治家50人以上に、1人平均5000万円のカネを渡してきたと言う。

さらに彼は、持田製薬などの株価を操作して、中曽根康弘元総理大臣に数億円の利益を上げさせた。そればかりではない。故・田中角栄のためには、「田中さんが死んだとき、秘密の有価証券を処分して、そのお金を全部選挙事務所に届けた」と、糸山氏はこともなげに言ったのだ。つまり、彼は常に大物政治家を儲けさせ、さらにほかの政治家にもカネをバラまいてきたのである。

「私はね、渡した金額と日付を書いた政治家のリストを持っている。これは、私の命の保証としてだ。さらに、それらの情報を持った元検察官も私が世話をしている」

こうまで語られると、もう返す言葉もなかったが、これが日本の政治の実態であることは間違いないだろう。しかし、同じように選挙に打って出たとはいえ、堀江はこれをやらなかったのである。関係者によると、堀江は「政治献金などムダで、ともかく出資者を儲けさせればいいと考えていた」という。

糸山氏はヤクザと政治家の関係については認めても、それを.詳しくは語ってくれなかった。また、金融界との取引の実態についても口を閉ざした。それでも、彼がそのとき語ってくれたことで、ここに書いておかなければならいことがある。

それは、有名な旅行会社やIT業界の有名なベンチャー企業のいくつかの創業時に、彼が自らの資金を提供したとほのめかしたことだ。さらに、ITベンチャーの資金集めには、ヤクザが多く関わっていると言ったことである。そして、糸山氏は、こうっけ加えたのだ。「そんなことは警察も知っている」 (P118−P120)


(私のコメント)
私はこれまでにライブドア事件に関して、糸山英太郎氏のサイトを何度も紹介してきましたが、それは株と政治家とヤクザのからんだ事は糸山氏が一番よく知っているからであり、80年代に糸山氏がやってきた事を、00年代にはホリエモンが同じ事をやっているからだ。

東京証券市場はインサイダー取引の巣窟ですが、政治家を巻き込めばインサイダー情報が手に入るし、警察や検察にも顔を利かせる事が出来る。しかしそれだけでは政治家に裏切られる恐れがあるから、糸山氏は金をばら撒いて政治家の尻尾はしっかりと掴んでいた。

さらにヤクザと手を組んでおけば身の安全と政治家に対する脅しは万全だ。しかしホリエモンはインサイダー取引で大儲けしても政治家たちに金をばら撒く事を怠った。だからせっかく金融庁がお墨付きを与えて大儲けさせてあげたのだから、金をばら撒いて裏切らないように尻尾は掴んでおくべきだったのだ。

ホリエモンは武部幹事長周辺には金は配ったようですが、警察や検察OBなどには金は配らなかったから逮捕されてしまったのだろう。だから政治家全体に不公平がないように金を配らなければ政治家に対する口止め料にはならない。それでも裏切りそうな政治家にはヤクザに声をかけて脅してもらえば万全だっただろう。

ホリエモンは海外の投資事業組合などを通じてマネーロンダリングを事業にしていましたが、政治家をもっと引き込んでいればパクられる事もなかったのでしょうが、もっと保険をかけておくべきだった。だから小泉・武部・竹中ラインを押さえておけばいいと思っていたのでしょうが、官邸だけで政治は動いているわけではない。

糸山英太郎氏は議員一人当たり5000万円近くばら撒いたようですが、それでもインサイダー取引で元が取れるほど儲かるのだから、ホリエモンも政界に入りたがるのも分かりますが、金をケチっては政治家に裏切られておしまいだ。

株の世界と政治家とヤクザは切っても切り離せない資金源であり、その為にはカモになる個人投資家が必要だ。私もずいぶんそのカモになりましたが、株で儲けるにはインサイダー情報が手に入らないと無理なのだ。外人投資家なども竹中大臣が情報元になっているから、メガバンクの救済などでも外人投資家はインサイダー情報で大儲けをした。

バブルの頃は株と政治家とヤクザの癒着で問題になりましたが、政界には糸山英太郎やホリエモンのようなスポンサーが常に必要なのであり、その前はリクルートの江副氏が有名だった。未公開株をばら撒いたり、IT銘柄を急騰させたりと手法はいろいろありますが、最近では香港やスイス銀行などの口座に振り込むやり方が多くなってきたようだ。

ライブドア事件は会社幹部だけが捕まり、政界には波及しないようですが、民主党も堀江メールで息の根を止められてしまった。耐震偽装事件も政界には波及しないようだ。警察も検察も政治家とヤクザに骨抜きにされている。だから国策捜査が行われて、政治との癒着が強くなってきた。

ホリエモン逮捕も一種の国策捜査なのだろう。せっかくマスコミを使って人気者にしてあげて、金も大儲けさせてあげたのに、ホリエモンはケチで多くの政治家にに金を配らなかったから、お灸をすえられたに過ぎないのだろう。


 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ HOME > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1掲示板


  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。