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□ライブドアに物申す!/田原総一朗
http://blog.livedoor.jp/ld_opinion/archives/50222774.html
2006年02月15日
田原 総一朗さんより
ジャーナリストの田原 総一朗さんよりご意見をいただきました。
本文は田原さんの口述をライブドアが筆記し、確認をしていただいたものです。
以下、全文を掲載します。
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・企業としての「ライブドア」について
僕はね、堀江貴文という人物にはとっても関心があって、興味がありましたが、ライブドアという企業についてはね、それほど関心は無かった。
というのはね、去年の夏だったかな、僕が「オフレコ」っていう雑誌を出していて、で、堀江さんに、彼が近鉄の買収とかね、ニッポン放送とかフジとか色々やりましたね、これから何をするんですかって聞いたらね、「もう自分は終りです」と言ったのね。「上がりだ」と。「この歳になると」と。
もうじゃあM&Aやってくのには興味ないんだなあと思ってね、それで彼が事実上自民党の推薦で衆議院に立候補しましたね。
で、ああそうか、商売にはもう興味なくなったから、議員になるのかなと思ったんですよ。
だから堀江貴文という人物には興味があった。面白いと思った。
だけどライブドアっていうビジネスにはね、あまり関心がなかった。
つまり彼がライブドアっていうビジネスの、何にね、なんと言うか興味を持っているのか。
何がやりたいのかっていうのがよくわからなかった。
-ではライブドアのサービスとか、人材とか、組織のカルチャーみたいなことには田原さんは興味が無かったと?
カルチャーはまだよくわからなかった。
いや、もう少し続けばね、ライブドアという企業にも興味があったかもしれないけど、言ってみると、例えばその、楽天の三木谷さんはね、ショッピングモールといういうね、「楽天市場」を作ったわけね。
で、孫さんの場合にはね、IP電話ですね、ああいうものをやったと。
僕は堀江さんはね、これからやるんだと思ってた。そういうものをね。
だからこれから何やんのかなっていうことに大変関心がありました。
・「ライブドア事件」について
いや、これはその、流れてる情報は全部検察情報ですから、よくわかりません。
私はロッキード事件についてね、あれは無罪だっていう本を書きましたし、今リクルート事件についても、あれは冤罪だったという連載を始めてるわけで、だから検察情報っていうのを必ずしも信用していないんで、今この世の中に溢れてるのはもういずれも例外なく検察ですから、よくわかんない。
これで急急に判断するのはある意味で危険だと思ってるから、ライブドアを擁護するつもりもないけれども、今氾濫してるこの情報を信用する気もないです。
-事件についてはコメントはあまりできないということですか。
というより、よくわかんない。
検察情報以外のね、例えば堀江さんが出てきて、色々堀江さんが発言をすれば、あるいは今のライブドアのでもいいけども、色々検察情報は違うと言う風な発言があればね、それは判断のしようがあるけれども、ライブドアの他にも何の情報も出てこないし、堀江さんからも、もちろんこれは出せないわけだけども、出てこないし、検察情報だけではね、ちょっと判断のしようがありません。
・「堀江貴文」という人物について
だから面白い人物だと。非常に関心を持ってました。
でね、これから、つまり始まると思ってたんですよね、堀江貴文のいろんな活躍と言うかね、始まると思ったら、去年の夏、インタビューで「もう上がっちゃった」と。
あとはなんか宇宙旅行とかなんかだって話をしてたんだよね。
ああ、これからかと思ったらもう終りか、ということでちょっとよくわかんなくなった。
それで、衆議院に立候補したんだよね。
彼は元々「政治家なんて関心ない」と、「なる気は全くない」と僕にも言ってたんで、そうか、もうやることなくなったから政治家になるのかなと思って、ちょっとがっかりしてました。
・その他ご意見等
だからこれからですよね、裁判になって。起訴されてるわけだから。
堀江さん側がね、あるいは堀江さん側の弁護士がね、どういう風に検察と闘っていくのか、これはとっても興味があります。
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田原 総一朗(たはら そういちろう)
1934年生まれ。
ジャーナリスト。
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