★阿修羅♪ > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1 > 457.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□ライブドアに物申す!/大谷昭宏
http://blog.livedoor.jp/ld_opinion/archives/50250927.html
2006年02月22日
大谷 昭宏さんより
ジャーナリストの大谷 昭宏さんよりご意見をいただきました。
以下、全文を掲載させていただきます。
・企業としての「ライブドア」について
近鉄買収に手を挙げたときには、堀江前社長にもインタビューさせていただき、若い会社の息吹を感じた。とりわけ既存のシステムにあぐらをかき、ファンを次々に減らしているいまのプロ野球機構に風穴をあけてくれると、期待していたのは事実である。
だがニッポン放送・フジテレビ買収のころから、うさん臭さばかりを感じていた。若い企業には、何より創造性が求められる。なのにもっとも嫌うべき既存のシステムを欲しがり、自らにコンテンツがないから、ひと様が長年かかって築いてきたコンテンツに手を伸ばす。少なくともメディアの世界に入ってくる資格も資質もない会社だと判断した。
・「ライブドア」事件について
私は今回、地検の捜索が入ったときから「いい意味での国策捜査」と呼んでいた。地検の堀江前社長の起訴時のコメントにあるように「そもそも犯罪行為によって成り立っていた会社」であるとするなら、捜査のメスが入るのは、社会的にも必要不可欠なことである。地検特捜の姿勢は、高く評価されてしかるべきである。
だとするならば、上場廃止などの事態を待つまでもなく、ライブドアは社会的な地位は失ったと見るべきである。解体的出直ししかない。腐ったリンゴの、ここと、ここは残してまだ食べられるという状態ではない。リンゴは一度、潰してしまったらいい。潰しても、ライブドア設立当初のDNAを引き継いだ種は残るはずである。その種をもう一度蒔いて、その精神を受け継いだ瑞々しい木を育ててみたらどうだろうか。その果実に期待したい。
・「堀江貴文」という人物について
「ブタもおだてりゃ、木に登る」どころではない。「ブタを蹴散らし、木に登る」タイプ。お調子者、おっちょこちょい、お人好し、お天気者、好色、寂しがり屋・・・。決して嫌いなキャラクターではない。ジジイに取り込んで、下の者はないがしろにするどこぞの起業家より、よっぽどいい。
だけど「金で買えないものはない」はいただけなかったなあ。じゃ、あんた、親を金で買うことはできるのかね。
もう一つ、金で買えないものは夢じゃないのか。金を失ってスッテンテンになったっていい。今度は駄法螺でもいい。大きな夢を語ってほしい。“帰ってきたホリエモン”は決して否定しない。
------------------------------------------------------------------------
大谷 昭宏(おおたに あきひろ)
1945年生まれ。
ジャーナリスト。
大谷昭宏事務所
http://homepage2.nifty.com/otani-office/index.html
▲このページのTOPへ HOME > ホリエモン・ライブドア事件とその裏1掲示板