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□お子さま議会主義/山田孝男 [毎日新聞・発信箱]
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/hassinbako/
お子さま議会主義 山田孝男(編集局)
民主党に対する失望は既に語り尽くされた感があるが、書かないわけにはいかない。判断と戦術の未熟、つまずいた後の処理の拙劣、無意味な強がり、虚勢とは裏腹の及び腰と漂流。「お子さま資本主義」というライブドア前社長評のひそみにならえば、「お子さま議会主義」というところだろう。
前原誠司代表が初めて挑んだ党首討論(昨年10月19日)は前原氏の完勝だった。日米同盟の今日的意義と防衛政策上の中国の位置づけを問い、普天間飛行場(沖縄)移設の遅れや国連安保理常任理事国入り政策の破たんを突いた。首相は難渋し、いら立ち、新聞は「画期的論戦」(読売)「外交不在が見えた」(朝日)「この調子で議論の質を高めよ」(毎日)と絶賛した。
「書生論はよせ」という与党席のヤジを振り返った前原氏の「書生論てあなたね。まあいい、あなたがたにはもう政治も外交も任せたくない、それだけはハッキリ申し上げておく」という小気味いいタンカが今も耳の底に残っている。
入念な準備に基づいて外交安保における「主体性と戦略性の欠如」を問い、うわずることなく視聴者の共感を引き出した。その期待の論客が、国会という戦場で主体性も戦略性も発揮できず、戦線の崩壊に歯止めをかけられないという皮肉な現実を、我々は目の当たりにしている。
前原氏はライブドア前社長と自民党の関係について「巨大な闇が広がっているという印象は微動だにしない」と言い放った。おかしい。安保の前原が印象を根拠に争うというのか。明らかにうわずっている。(編集局)
毎日新聞 2006年2月27日 0時11分
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