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http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1721376/detail より引用
民主党の永田寿康衆院議員(36)が指摘したライブドア前社長・堀江貴文被告(33)から自民党・武部勤幹事長の二男への金銭振り込み指示メール。その存在をめぐり自民党と民主党は“全面戦争”に突入している。証拠を示せず攻められっぱなしの民主党側は、17日夜の緊急会見で指示メールの現物コピーを公開。しかし、肝心の送受信者のアドレスなどは塗りつぶされたままで決め手とはなりえていない。両者の間に浮上しているさまざまな対立点を“泥仕合”の中から検証してみた。
◆受信時刻
永田氏は指摘した問題のメールを「友人のフリー記者から入手した」としているが「ネタ元(情報提供者)は身の危険を感じておびえている」と送信者の情報開示を拒否。自民党側はメールの信ぴょう性が不明確だと指摘。小泉首相は「根拠のないガセネタ」と一笑に付した。
永田氏が明らかにしたところによると、堀江被告が「シークレット・至急扱いで処理してほしい。遅くとも(8月)31日までに3000万円を振り込むように手配してください。選挙コンサルタント費で処理してね」などと社内メールで担当者に指示。振り込む相手の名前は、武部氏の二男と同じで、受信時刻は昨年8月26日午後3時21分35秒だったという。
これに対し自民党は「メールに出てくる名前が、なぜ武部氏の二男と特定できるのか」と、もっともな疑問を投げかけるとともに「メールの送受信時、堀江被告は広島県内で選挙活動中だった」と堀江被告の“アリバイ”を主張して反論。これは当時取材にあたっていたメディア関係者なども認めている。
また、17日の衆院予算委員会で新たな証拠を提示できず、窮地に陥った民主党側は同日夜になって、メールの現物コピーを公開。だが、情報提供者である受信者のアドレスはともかく、「ニュースソースが特定される恐れがある」と、堀江被告から送られた証拠となるはずの送信者のアドレスまで黒々と塗りつぶされており、説得力はゼロだ。
自民党関係者は「堀江被告は、最後に『堀江』と記さない」と指摘。メールが「ねつ造」である可能性を示した。
◆振り込み
“衝撃メール”に書かれていた3000万円の振り込みの事実は、果たしてあったのか。民主党は振込先の金融機関や口座についても、ネタ元を通じたライブドア関係者の証言を得ていると、信ぴょう性には自信を持つ。また送金は堀江被告のポケットマネーではなく、ライブドアの法人口座から少なくとも3回行われたと主張する。
対する自民党は、武部氏が「二男本人と二男の経営する会社のすべての預金口座、通帳を確認したが、指摘の事実は見つからなかった」と反論。既に関係資料も衆院予算委の自民党理事に提出済みという。さらに堀江被告も弁護士を通じて「金は送っていない」と全面否定。自民と民主、双方で意見は大きく食い違ったままだ。
◆立証責任
武部氏と堀江被告の“ズブズブ”ぶりを指摘する破壊力満点の“実弾メール”だったが、今のところ根拠は不明確。自民党の「立証責任は民主党側にある」という主張にたじたじとなっている。
窮地に立った民主党は二男の参考人招致など国政調査権による調査を要求しているが「焦りの色」を見せ始めている。前原誠司代表は「信ぴょう性は高い」と強気の姿勢を堅持しているが、別の党幹部は「本当に大丈夫なのか」と不安を隠していない。
民主党は、ライブドア側と振込先の銀行口座の情報も得ているとして、国政調査権で出入金を確認すれば「国民の信ぴょう性への疑問は氷解する」(前原氏)と再逆転に望みをつないでいる。
野田氏は18日午後、千葉県流山市内で開かれた党所属議員の会合で「国政調査権で白黒はっきり決着がつけられる」と強調した。だが、世論を動かし調査権発動に慎重な与党を追い込むためにも、さらなる「二の矢」が欠かせない情勢だ。
2006年02月19日08時15分
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